8月のお盆が過ぎたある夜、八幡町の番屋で盛岡の街を縦断する中津川の東岸の地区、河南を語る集まりがあった。「河南創造会議」水色のチラシに惹かれて覗いてみた。

紺屋町、八幡界隈、鉈屋町の活動や町家の保存、再現とバスセンターなどをはじめとした古い建物のリノベーションの話まで幅広い話だった。

八幡界隈では、古くからの店や開店しても惜しいことに消える店があるが、若い人達が居酒屋、珈琲店など河南にやってきては開店して頑張っている。

ここ数年、河南が熱い。色々な人達が様々な形で話し合いの場を提供する様になってきた。

色々、建物の保存や新しい店の話で盛り上がるのは良いことだと思っている。

でも、会議の参加費500円で出された「ぶちょうほうまんじゅうと団子」に最も心を奪われてしまった。

 

ちょっと久々の「ぶちょうほうだんごとしょう油団子。美味しい!

 

 

 

 

盛岡食いしん爺は、中津川の東にある、盛岡のこの古い町並みが好きだ。

 

 

 

 

会議は、ここの2階で行われた。

 

 

 

通りと路地を繋ぐビルの中の路。

 

 

 

老舗の魚屋さん。ランチも良し、夜は居酒屋に。

 

 

蔵を使ったカフェもある。

 

 

河南に2軒ある造り酒屋の内の1つ。「菊の司」

 

 

生活用品が一通りそろうアーケード、肴町ホットライン。

 

 

風情のある建物の背景に高層マンション。

 

 

爺の好きなあちこちの路地の風景にも。

 

 

何かと話題の盛岡バスセンター。

 

 

 

 

この光景をどう考えるか?

爺には、まだよくわからない。

東京の下町を歩くと見かける光景に、さほど違和感は感じない。高層ビル群があるかと思えば、風情ある街が賑わっていたり、東京は不思議な街だと思う。

 

 

でも、街を訪れる人や、

 

 

 

 

この町を造り暮らす人達の想いを大切にすることが一番だと思う。

 

 

 

街で生まれ育ったり、ここへ来て店を開いたり、

 

 

 

そして街には昔から繰り返し続けられてきた様々な催事がある。

 

 

裸参り。

 

 

盛岡八幡宮の行事。

 

 

八幡の通りでは毎年、元朝参りから、裸参りやらちゃぐちゃぐうまこ、秋の山車などに加えてポンポコ市が行われ、紺屋町のアンティーク市、鉈屋町の雛祭りなどがあり、肴町では七夕はじめ様々なイベントがある。お盆には多くの人が墓参りに来る。そして、それぞれの神社でのお祭りも賑わっている。

おそらく年間に街を行き来する人数は、凄い数だと思う。

そして残念ながら消えていく店があり、新しく開店する店もある。

街は生きている。

もう少し、深く、この街を歩いてみよう。

勿論、色んなものを食べながら。