盛岡から、東北自動車道を南下。50キロぐらいの距離だろうか。北上・江釣子インターでおり、7、8分。ロシア料理「トロイカ」に到着。

 

盛岡から花巻や北上へは、1時間程度の手ごろなドライブ。

もうすぐ2時。予想どおり、ランチタイムの混雑も終わり店の中は、空いていた。夜まで続けて営業してくれているのが嬉しい。

酢キャベツ、ピロシキ、チキンカツとキノコのパイ包焼きを注文する。

 

キノコのパイの包焼き。見るからに美味しそうだ。このパイ生地だけでも爺は嬉しい。

まずは、食べるとしよう。

 

 

真ん中から。

 

 

 

美味しい! (なんともボキャブラが少ない爺です・写メから想像してください)

 

 

間に、酢キャベツを沢山食べる。

初めて食べた時は、美味しくて美味しくてサクサクと一気に食べてしまった。

 

 

チキンカツだ。

バターの香りとともに肉汁が染みでてくる。実に美味しい。

 

 

 

素朴な形ながら優しくジューシーな逸品と爺は、思っている。

 

 

合間に酢キャベツを。あんなにあったのに、もう残り少ない。

 

 

待ちかねたピロシキ。アツアツだ。

ふうふうする度に、いい香りが拡がる。

 

 

トロイカの料理は、作り手の温もりの様なものが、心に沁みてくる。

創業、昭和48年。

ロシア料理の美味しさを我々が美味しく食べられる様に、試行錯誤を続けて来たのだと思う。

平成に入って、チーズも造り始め、ふんだんに料理に使っている。

そういう努力のおかげで、食いしん爺も、いつもの様に美味しい。

 

 

 

 

へレットストーブもよく似合う。冬は柔らかな暖の中で食べる。

 

 

片隅にマトリョ―シカが置かれいた。

1世紀前のパリの万博で人気を博したロシアの玩具だ。なにやら諸説があるが、日本とのかかわりがあり、愛媛の姫ダルマの影響がある説もあるらしい。

まあ、ロシアと日本は、色々と関係が深いという現れだろうか?

 

 

 

 

ホントに、さりげなく置かれているバラライカ。

三角形が特徴的だ。

ウオッカをベースにしたこの楽器同じ名前のカクテルがあったと思う。そういえば、カクテルグラスとバラライカの形は似ている。「なるほど、繋がる」と勝手に納得。(笑)

 

 

 

チーズケーキは、ロシアンティで。

 

 

トロイカチーズ工房で造られたチーズをふんだんに使って焼き上げているが、レアの風味が残っている独自の作り方なのだろう。

濃厚なチーズケーキが口の中でいい感じに溶けていく。

 

 

 

 

こだわりは、チーズケーキを美味しさとともに綺麗に出来上がることにも繋がると思う。

 

 

店の中は、テーブルの配置がとてもゆったり。食べる人に快適な空間とゆっくり楽しめることを第一にして建てられたのが分かる。

 

 

 

店を出て、駐車場の木立に目がとまる。

 

 

梅やイチジクなど実のなる木はも見ていて楽しい。

 

 

その中に、合歓の樹があった。

こんなに間近で見たのは初めてだ。咲始めだ。これから夏にかけて、けっこう長い間花を咲かせる。東北自動車道の矢幅~紫波の辺りに沢山植えられている。

もうじき、綺麗に咲き出す。

また、夏が来る。今年は、どんな夏になるのだろう。

 

 

 

 

 

近頃、思う。

その店が素晴らしいインテリアやお洒落にデザインされていても、店の雰囲気を醸し出すのは、結局、人なのだと。

今日のランチはトロイカで、ゆっくりした時間も味わい、心も満たされた。