ゴールデンウイークのさなか、花巻から二人の友人がやって来る。そこで、ちょっと違う

  盛岡のグルメで楽しませようと考えた。

   古くからの商店街、肴町を探訪してみようと。

   いつもは、前回ブログにアップした盛岡駅前の「すし源」で落ち合うのだが、今回は

  〆になった。その日の待合わせ場所にした肴町に一人、早く来たので二人で早速      

  歩いてみた。今は、携帯があるから待合わせに苦労しない。便利になった。

   「おう、元気そうだな」で二年ぶりの挨拶は終わり。まず、盛岡バスセンターや閉店

  することになった「花巻のマルカンデパート」の話。「レトロ」が消えるというちょっと

  淋しい話から。

   しかし、高校時代からの友人というのは顔を合わせてすぐ、くつろいで話せる。

  

   「肴町48」というカフェの話をした。名前の由来が分からなくて次の機会に聞こうと

  思っていた。ところが、ブログを読んだ方から、

   「名前の由来が写真の看板に書いてあるよ」とコメントがきたことなど話は尽きない。

   友人は、盛岡に転勤で2年ほど住んだ。彼は、その間に中津川から東の肴町界隈

  には、ほとんど来た覚えがないという。

 

   さて、地元の人にとっては「肴町ホットライン」に、表も裏も無く両方が入口なのだろうが、

  国道106号のナナック側が入り口、表玄関みたいに思っている人が多いと思う。

   ナナックの裏から八幡宮に向かって一直線に道が伸びている。生姜町から八幡町へ

  と続く。その生姜町の「佐藤氷店」でお焼きを買った。

   かなり古くからの「氷屋さん」で作っている「お焼き」を買い、今日は本当の食べ歩き。

   行儀悪くてすいません。

   朝から何も食べてなかったので許してください。でもちゃんとホットラインのベンチに

  座って爺さん二人が「お焼き」をほおばる。

 

 

    

 

 

   

 

    肴町のアーケード「ホットライン」には、お休み処が沢山ある。

    爺達にはもってこいだ。

 

 

   現代的なアーケードが365m続く。「肴町ホットライン」

   鯉のぼりがアーケードを泳ぐ。   

 

 

 

 

 

 

   奥(南の入口ですね)に向かった。

   カフェの肴町48の前で

   「肴町に4(よ)ってみ8(や)しゃんせ」と看板に。赤々と。

 

 

   「ここだよ。例の肴町48」

   「なるほど、ずいぶん影の方に奥まっている。隠れ家っぽいね。あれ、肉屋さん

  があるね~」と友人。

   爺は、肉屋さんの揚げ物には俄然、惹かれる。トンカツ、コロッケなど。特に

  メンチカツが好きだ。

   流石に「買い食い、立ち食い」はできない。けいぎに包まれていた。いいね。

 

 

 

 

 

   肉屋さんのトンカツと、

 

 

    コロッケとメンチカツ。当然にご機嫌。

 

 

 

 

 

 

   「今度は、猫の神社があるぞ~」不思議そうに覗いている友人は、どう見てもアブナイ

  お爺さん。(笑)

 

 

 

 

 

   「なんか、いい香りだね~」花巻に閉じこもっていた友人は、歩きながら、好奇心

  剥き出し。五感で肴町を愉しんでいる。

   「おふくろに、お土産に買っていく」

   あれ、親孝行だったかな?

   「年をとると、日常化っていうか一日がマンネリ化してしまって、ホンマ、アカンネ」

   彼は、何故か突然、関西弁になっている。

 

   話を聞けば、彼のお母さんは88歳。元気で、一日一日を大切に生きている

  そうだ。

 

 

 

 

    まだ、明るい。でも6時を過ぎていた。

    そろそろ喉が鳴る。もう一人の友人には場所を告げた。

 

    あった、あった。探し物。

    肴町ホットラインに二年ぐらい前に引越してきた居酒屋「芔作」の場所がよく

   分からず、二、三度、来ようと思ったのだが、結局、探しあぐねて肴町以外の処

   飲んでいたのだ。

    今日は、知人に場所を聞き、確認しておいた。

 

    

 

   かなりお腹がすいていた爺は、腹ごしらえから。(笑)

 

 

   まず、美味しい。

 

 

    飲み会を忘れそうだ。

 

 

  「お通し」が美味しいと友人は感激。

  ドンドン飲んでいる。

 

 

    鴨だ!

 

 

    蕨ときた。春だ。

 

 

    後から来たもう一人の友人が、

    「俺も、まず腹ごしらえだな。う~ん、この餃子、とっても美味しい!」

 

 

   この追いついた友人は、昔は、飲み専門。

   あまり肴を食べなかったのだが・・・・

 

 

    こまい。むさぼって食らう!(笑)

 

 

 

    みんな揃って野菜もしっかりと。

 

 

   シュウマイを食べ・・・・ 旨い旨いと頷いては食べる。三人の男達。

 

 

    ようやく、飲み会らしくなってきた。ハイボールから。

    マスター、ママが口を揃えて、

    「お久しぶりですね~。こっちに来てから始めてだよね~」

    「ほんとに、二、三度探したんだけど、てっきり、一本裏通りだと思ってた」

    と言うと。

    友達もママも、

    「ホントかなぁ~」

    本当なんです。

 

 

 

 

   焼鳥を食べながら。

   飲んでいると奥のカウンターにもう一人、古い知り合いがいた。

   前の場所でも同じようにカウンターで飲んでいる孤高の男だ。簡単な近況報告を

  交わし後日、ゆっくりと話すことに。

   こじんまりとした店だったが、だいぶ広い空間になっている。

   でも雑然としてワイワイしていた雰囲気は変わっていない。

   結局、店を丁寧に教えてくれた人も加わって賑やかに華やかになり、

  夜は、更けていった。

 

 

 

 

 

 

    店の案内人が「じゃじゃ麺」を食べていたが、気がついた時はチータンに

   化けていた。

    この店の卵が青いのだ。

    南米のチリが原産の秘鶏。アロ―カナ。それをどこかで飼育していて、そこのあたりは

   爺は、忘れてしまった。すいません。今度、しっかり聞いて来て後日には・・・・

 

 

 

    店の玄関の写メも撮り忘れ、店の案内人の職場が近いので撮って送って

   もらいました。翌日は休みだったとのこと。  

 

 

 

 

 

    お土産に買っていった「お香」の写メも送ってもらった。

    格調高く上品な香りが写メからも伝わる。

 

 

   「香十盛岡店」では、近々「お香」を自分で作る体験会を行ったりもしているようだ。

 

 

 

 

 

     ところで、「㐂作」の大切な主人公の写メも忘れてしまった。

     「ロイ」君です。

     真っ黒な大型犬が、店の奥で番をしていて皆に可愛がられています。

     背中を撫でると気持ちがいいのです。

     キューティクルいっぱいで、いつもツヤツヤしています。

  

     旧友と食べて・飲んで・酔って。

     で終わってしまいました。

     また、後日に、しっかりと。

     それにしても肴町は、まだまだ面白そうだ。