一日、殆ど家の中にいたので外へ出ることにした。万歩計を見てビックリ。これでは百歩計だ!
歩数 午前〇時から355歩。
思えば、寝床からリビング、時々台所とトイレではないか。
外へ出て、少し歩いてから車に乗った。ほんの気休めだ。
少し、ドライブをしよう。盛岡の南大橋の交差点でバイパスを走らず、横切って通称・遠野街道
を走る。
もう、お彼岸だ太陽は、まだ沈んだばかりで明るい。ちょっとだけ夕焼け空だ。
北上川沿いに花巻へ向かう。
花巻の街には、入らずバイパスを南に。
車は、空いていた。
途中、ファミリーマートで珈琲を買う。
「そうだ、コンビニのコーヒー飲み比べをしてみようか?」と一人呟いた。
「もう、誰かがやっているだろうなあ~」などとブツブツ言っている。ふと気がつくと通る人から
見れば、ブツブツうるさい変なお爺さんだ。
襟を正して、座りなおして出発した。
花巻と北上は、近い。市街地が続いている様なものだ。ここらあたりに来ると流石にライトが
点灯した。
目指先は、北上の「さくらホール」近くの「和食処 きくすい」さんにしようと決めた。
おっと、その前に北上に来たら「かけたの唐揚げ」を買わなくては。
そして、到着!
いつも、入る前に、爺の頭をよぎるのが「美味しい羽釜で炊いたご飯」なのだ。
堂々と洒落た外観。
入り口は、横にある。
L字に曲がると、庭園が拡がるしかけだ。
夜は、ライトアップ。
入って行くと、黒服の人がカメラを構えていた。
お爺さんを囲んで息子さん夫婦が庭園で撮影していた。
きっとお爺さんは、久し振りの外食なのだろう。
店の支配人みたいな人は、ニコニコとしてシャッターを押している。
思わず、爺も玄関に向かいながら、微笑んだ。
中は、広い。幾つにも仕切られている。
爺は、いつも、この天井の高い場所に座る。建物もL字型で庭園を囲む様に建っている。
いつも聞ことしてを忘れる事がある。
東日本大震災で北上辺りも酷く揺れた。ここに飾ってある物は落ちて壊れなかったのだろうか?
ドアを開けると厨房が出迎える感じの造りだ。
厳しそうな職人の雰囲気が伝わって来る。素材や料理には「手を抜かない仕事をしています!」
という雰囲気が伝わってくる。
背の高い障子の向こうは、和室や宴会場がある。賑やかな事もある。静けさが欲しい時は、
L字のここから見えるホールに座っています。
L字型なので向こう側のホールも見える。
店内は、ジャズ系の音楽がいつも低音量で流れている。
さて、夜のメニュー。爺は、腹が減りすぎている。喰うぞ!ちょっと野蛮に喰うぞ!
「食べる」と言いなさいという五月蠅い人がいるが、今日の気持ちは「喰うぞ!」です。
今日は、前沢牛ではなく地元の北上牛のハンバーグ。
最近、詳しくは知らないが、牛の品評会か何かで賞を取ったらしい。
牛肉の味が、旨い!
野菜も辞地元産らしい。
そして天ぷら。地元の野菜タップリと海老。
時々、サラッと、カリッと揚った天ぷらを無性に食べたくなるのです。
更に、海老シュウマイ! 旨い旨い!
そして、なんといってもここの「ご飯が」ご機嫌だ。
爺には、このご飯が、更に料理を美味しくしていると信じている。
地元の農家が大切に有機栽培で育てたお米を大きな「羽釜」で炊く。地産地消にこだわり、
農家に出向いて素材を選んでいるということだ。
自信の「羽釜で炊いたご飯」 はツヤツヤで旨い!
デザートはヨーグルト。
もともと、「和食処 きくすい」は、水沢のホテル「プラザイン」の一階に昔からあった。
この店は 「きくすい・北上店」となっている。
あのホテルは、以前、接客コンテストで№1をとった女性が居たり、地産地消にこだわったりと
何かと話題のホテルだ。
実は、爺の親戚が奥州市の水沢に居て、法事のご飯は必ず「プラザインホテル」だった。
だから、だいぶ古くから、「きくすい」さんには、世話になっている。
昨年の法事で来たときは、ロビーにプロ野球の「大谷」選手のサインや写真が沢山
飾られていた。地元での応援の熱を感じた。
さて、家に着いて満腹ですが、早速、1個だけ「かけたの唐揚げ」を食べる。
爺は、さほど唐揚げは食べないが、ここの唐揚げだけは、時々北上に行くと必ずといって
いいほど、買うのです。
やはり、旨い! 大きいのだが、外は、パリッパリで中の鶏は、いい味だ。
1個のつもりが、2個食べてしまい ~ 3個目に手が出そうで苦悩中。
いいや、3個食べて夜の散歩をして来よう!
とうとう、3個を食べた。もうもとには戻らない。そして爺は、満腹で幸せ気分。
もう、寝ようかな。
今日は、もう、悔いが無い。
明日は、10000歩以上を歩くぞ!
まず、こう思うことが大事。