一昨日のこと、


  宅急便さんがやって来た。


  本当に便利な世の中になったもので、金沢の大切な人から、お菓子が届いた!


  宅急便さんありがとう!


  踊る心抑えて、開封。 いいね~、爺は、ニコニコ。




  金沢からの「桜」が届いた!


  お見事!


 






  




      金沢の老舗、中田屋さんの「桜のきんつば」


      いゃあ、春です。もうすぐ春です。


      爺の心も、ホカホカと・・・・




   










   我慢できないので、開封!




  





   






     綺麗だなあ~


     「食べるのがもったいない」とはこのこと、でも、当然すぐ食べます。(笑)




 


    












      小豆の、つぶつぶがたまらない。ツヤツヤです。 


      勿論、桜の風味が口の中で広がります。春の香り!      














   食べているところを見ていたかの様にメールが届いた。




   「昨日、兼六園で、一輪咲いている桜を見つけました。金沢は、まだ、小春ですね。桜の季節限定


  を見つけましたのでどうぞ、召し上がれ!」




   「一輪だけ咲いた桜に負けず劣らず素敵ですよ」なんて爺には返信できないなあ~


   妄想する春? 


   


   









   そして、メールには、別のお菓子が・・・・


   これは、送られてはきません。写メで愉しむだけ、ちょっと爺にはやりきれないなあ~


   でも、「素敵で美味しそうな」やはり、春を感じます。




    







 


   これも季節限定らしい。


   一個だけていいから「、盛岡の食いしん爺」としては食べてみたいものだ。




   










    あれ~ クロちゃんだ。   


    そういえば、宅急便も「クロネコ」さんでした。



  





 

           クロちゃんも食べたのかな?


           可愛いなあ~、クロお嬢ちゃま。もう、おねぇ様かな?




           我が家のアメショウ君の遠距離お見合い相手?(笑)












  


          可愛い「クロ姫」に負けてないぞ、アメショウ君!






  









    アメショウ君も爺によく似て、「イケにゃんです!」


    なんだか、今日は、やけにカッコイイ!















     ところで、金沢のクロちゃんは、車に惹かれ瀕死の重傷から拾われて何とか助かったのだ


    そうです。


     そして、面倒を見ているのが、爺に春を届けてくれた人です。




     そういうわけで、クロちゃんは、定期的に検診をしているのです。片耳、片目が聞こえない、


    見えないのだそうです。それだけに、「クロちゃん!」と呼ぶと、ちゃんと大きな動作で振り向く


    のだそうです。


     クロちゃんは、頑張って生きて毎日を楽しんでいるのです。






     そういえば、桜の季節になると爺の故郷の思い出が蘇るのです。

     爺の故郷は、岩手の県南です。


     小さな山、すべてが桜色になるのです。その麓に住んでいたのです。そして、3件ほど隣に、


    4才ほど年上でしたが、仲のいい友達がいました。たしか爺が小学生の2年生で彼が6年生


    だったと記憶しています。


     ある日、二人で川の方に遊びに行ったのですが、夢中になり、辺りが薄暗くなっていました。


     慌てて帰ったのですが、すっかり辺りは暗くなってしまいました。


     


     すると、かなり遠くから二人の名を呼ぶ声が聞こえ、だんだんと大きくなります。


     爺は、「これは、叱られるな~」と思いながらも仕方なく「こっちです!」と声を張りあげ


    ました。


     近所の十数人もの人達が、夜道を探していたのです。




     実は、友達は、耳と腕が片方不自由でした。だから、よけいに大人たちは心配したのでしょう。


     家に帰ると、あんの上、爺は、タップリと叱られました。




     翌年、彼は、関東で専門の教育を受けるため、中学生になると同時に引越したのです。




     数年たって爺が故郷を訪れた時、半年前に、はるばる爺を訊ねて彼が、やって来たことを


    知りました。


     ところが、その後、爺も父親の転勤で県北に引越していたのです。


     近所の人の話では、しばらく声をあげて泣いていたそうです。


     中学生になっていた爺も涙が溢れました。涙の向こうに見える裏山の桜は満開でした。


     二人で叱られたのも、桜が咲き誇る時でした。




     もうすぐ、桜。今年は、故郷の山に帰ってみることにしようかな。


     彼も、どこかで元気かな~  


     今は、どこで桜を見るのだろうか?