二月に入って、小春日和の日が続いている。

   ちょっと遠野までドライブ。道の駅「風の丘」を目指す。


   到着!  2月11日、17時31分!  営業終了1分後(あれ~)

   ツンツンと丁度いい感じの「ワサビ茶漬け」を買おうと思っていた。

   でも、駐車場からの西の空。素晴らしい夕景のお土産。

   

 刻々と変化するので、しばらく見とれていました。自然美と人工美の融合!

   


    風の丘ならではの風景なのでしょう。刻々と藍色とオレンジの具合が変わるのです。

   

    何せ、事前の調査は殆ど無し。思いついたらハンドル握るのだから。

    しょうがない、また来るとしよう。


    では、遠野の街に下って 「ジンギスカン」を食べるのだ!

    簡単にテンションが上がる。

    バイパスを下って真っ直ぐ、どんどん直線を走り、病院を過ぎてもどんどんと、

   すると右側に、「遠野食肉センター 焼肉ハウス」の看板が見えてくる。


    




    

    ジンギスカンは、「上ラム定食」ごはん少な目にして「牛」も後は、「野菜焼き」

  

   野菜は、色々とたっぷりーと、特にモヤシたっぷり。

    




   上ラムの美しいこと!



 

   牛も、これまた美味しそうー  



   肉が綺麗、旨そうだ、早く焼こう!

ジン、ジン、ジンギスカンー、タータラタータラ~(若人は知らないだろなあ~)




     「ジンギスカン」は、てっきりメジャーで全国的に食べている焼肉のひとつとばっかり

    思っていた。北海道や長野、そして遠野をはじめ岩手が主だったとは・・・・・

     

     昔、爺が子供の頃、父親が大好きでジンギスカン鍋を買ってきた。

     週末は、ジンギスカンが続いた。始めは、楽しみだったが子供心に、たまには

    「すき焼き」が恋しいのだ。しかし父は、ジンギスカン鍋を取り出し自ら大きな背中を屈め、

    「タレ」を作り始めるのだ。 子供達は・・・・・・またか・・・・・

     当時は、マトン。臭みを抜くため味付き肉を買うか、「タレ」が決め手だった。

    「タレ」で独特の匂いを包み込んで美味しくする。ニンニクは勿論、玉ねぎ、林檎なども

    入れ、工夫していた。やたら熱心に研究していた。


    柔らかく臭みの無い「ラム」は、たぶん高かったのだろう。

    だが、子供達は「すき焼き」が食べたかったのだ。

     今にして思えば、全国の子供たちは、さほどマトンを食べてはいなかった事になる。


     2006年の BSE問題後、全国的にブームになったけど数年でもとに戻った様だ。

     確かに記憶がある。低脂肪で身体に優しいイメージがある、ある。     

   



            ラムも、牛も、そしてモヤシも旨そう!  口の中で舌が動きだす。




   実のところ、爺は、どちらかというとジンギスカンが好きじゃなかったのだ。

   それが、3年ほど前、ある人が

   「ジンギスカンは、ふつうは、食べれないの。でも、初めて食べれた。美味しいんだから」

   と自慢げに話す。ふう~んと思っていたら、半ば強制的に連れて来られたのがきっかけ。

   今じゃ、遠野方面に来たらジンギスカン。

   「あんべ」のジンギスカンと店の雰囲気も大好きだ。   



  旨い、旨い! ジンギスカンには、やっぱり、ちょっぴり焦げたモヤシ!

    

    「ラム」「牛」「モヤシ」とタレの相性抜群! モヤシは、鉄鍋からはがしてでも、

   一本残らず食べるのです。

    父が食べながら、

    「ジンギスカンは、蒙古でよく食べたていた食べ物なのだ」と言ってたが、

   実は全然違うらしい。(笑)

    肉をタレにつけながら、今宵は父の大きかった背中を思い出している。  

    ~今夜は、ノスタル爺なのだ~