柳舟記 全40話
柳舟記は、主人公の男女の名前から一文字を取って合わせた二人の記録と言うことでしょうか。
原作は《嬌藏》と言う小説で、可愛らしい女性を隠す、大事な物を秘蔵すると言う意味になると思います。
ドラマの名称は考え無しで直接的でわかりやすく、原作名は内容的には理解できますが抽象的ですね。
最近の古装劇のは中では久々のヒットです。
帝位の争奪戦を中心に、主人公たちの恋愛模様を描いています。
主人公は別に帝位を狙っている訳ではありませんが、実力者である為否応なしに巻き込まれてしまいます。
物語の設定
各勢力は
現朝廷
皇帝 まだ幼いため実質の権限は皇太后が握っています。
皇太后 権力基盤が弱いため地方を治める藩王の勢力を下げる勅命を出します
帝位狙う対抗勢力
綏王 先帝の弟ですが、帝位を狙って虎視眈々。
石義寬 青州総兵で青州の兵権を持ち、綏王と利益共同体です
子瑜 表面上は綏王にしたがっていますが、それは別の考えがあってのこと
帝位には関心がない、その他勢力
淮陽王 真州を治める藩王、異姓王の為、京城にも入れず朝廷に対する影響力もない。
他藩王 峳州、北洲などの王は、自州の経営に重きを置き朝廷を無視
現幼帝がどの様にして、帝位に就いたかまでは分かりません。
主人公たち
崔行舟/崔九(張晚意)
張晚意の演技は、安定感が有りますよね。
今年は、長相思第二季で彼の欲するものと好きな女性が欲するものが異なる為、好きとは言えず彼女が安寧に暮らせる世の中を作り出すことにより彼女を守ろうとした男の葛藤を好演していたな~。ドラマとしては今一つでしたけどね。
彼は、真州を治める淮陽王 崔行舟と言う役どころです。
領地内に、仰山と言う武力集団がおりそこの首領陸文と対立しています。戦闘で陸文の射た矢で危うく殺されそうになります。
柳眠棠は仰山での記憶をなくし崔九に嫁いでたと思っています。
崔行舟は、柳眠棠が仰山寨主陸文の妾と思っています。そこで崔行舟は、柳眠棠は陸文を釣る良い餌にしようと考えました。
崔九と偽った崔行舟は靈泉鎮の小院に、柳眠棠と夫婦として暮らす事にします。
まず偽りの夫婦と言う形を作り、そこで暮らしていくうちに、嘘から出た実と言うよくあるドラマのパターンで話が進みます。
柳眠棠の前では囲碁に打ち込む崔九として、淮陽王府に帰れば真州を束ねる崔行舟としての二重生活が始まります。
柳眠棠(王楚然)
柳眠棠は、元々は戎部と言うところの母方の祖父が営む平遠鏢局で働いており、3年前に京城の崔九に嫁ぐことになり戎部を出て行きますが、途中で仰山に向かいます。
そこには子瑜が居り彼のビジネスパートナーとして仰山に入ります。このあたりの経緯が良く分かりませんでした。。。
仰山では寨主の陸文と名乗ります。崔行舟は、陸文は男性だと思っており、彼女が陸文とは夢にも思っていませんでした。
平遠鏢局は、鉄鉱石を隣国に密輸する手先として働いていた事になります。
しかし仰山が淮陽王から攻撃を受けたのちに、仲間だと思っていた子瑜に付き添う孫芸兒の配下に崖から落とされ、気が付いた時には仰山に居た時の記憶がすっかり消えて無くなっていました。
其れがどうして、陸文の妾と思われて崔行舟に拾われたのか、ドラマの中でこの部分の話が無かったような気がするのですが、もうよく覚えていません。。。
ドラマは、柳眠棠が李媽媽に付き添われて靈泉鎮の小院にやって来たところから始まります。
柳眠棠は、夫君の助けになる為にと色々な事に挑戦していきます。
ドラマのオープニング毎回流れるシーンの崔九を迎えて喜ぶ柳眠棠の顔が綺麗に見えない。
髪をアップにして額を出した王楚然は良くないです、此処はカットして欲しい。
個人的な好みの問題です。
賀珍(劉令姿)
賀家の三小姐です。賀家は、真州で磁器商会の会頭をしています。真州で多くの磁器を販売しようとするならこの商会に入らないと誰からも相手にされません。
彼女には兄がいるのですが、彼の出来が今一つで、終いには兄の代わりに賀家菅家を任されます。
彼女は淮陽王に思いを寄せており、側室として嫁ぐのどうのと言う話が出ますが、実際のところ相手にされていません。
趙泉(張弛)
淮陽王の友人で医術に通じており神医と呼ばれていますが、真州で鎮南候に封じられています。
親友として彼に助言したり、行動支援を行いますし、医師としても彼を助けます。
とあることから知り合った、賀珍に思いを寄せて行きます。
子瑜/劉淯(常華森)
仰山に身を寄せており、柳眠棠のビジネスパートナーですが。
彼自身は、彼女に好意を持っています。記憶を失った彼女に対してアプローチを掛けて来るため、崔行舟は彼に嫉妬するのです。
子瑜と名乗っていますが、本当正体を現すのは後半以降です。
彼は、綏王や石義寬と共に現皇帝から帝位を奪い返すために行動しています。
その為に気質の合わない綏王とも表面上は協力しているように見せています。
此処でカギを握るのは、兵権を持つ石義寬がどちらに付くか次第です。
孫芸兒(黃燦燦)
仰山から子瑜と行動を共にしている仲間と言うよりは、綏王から派遣されてきたお目付け役かな。
彼女は綏王を義父と呼んでおり、彼の命令は絶対です。このため子瑜と彼女の考えが一致している訳ではないけど利益共同体と言う感じです。
彼女は子瑜を好きなので柳眠棠に敵意を抱いています。
石義寬(苗皓鈞)
青州総兵と言う青州の兵権を持っています。
綏王と手を組み、彼を皇帝に押し上げようとします。
此の為邪魔になる、淮陽王と敵対します。
石雪霽(袁雨萱)
石義寬の娘、石家七小姐です。
石家の中でも虐げられた存在で、其れがどいう訳か子瑜と結婚するように言われます。
石義寬は子瑜と関係を結べればいい程度に考えていて、自身の娘の中でも可愛がっていない彼女を嫁の候補にしたような感じです。
言い難い病
真州の靈泉鎮の小院に、柳眠棠が引っ越してきます。
彼女は、京城の崔九に嫁いだと言うことは覚えていますが、それ以降の記憶がありません。
其れに如何したわけか腕の筋を切られた傷跡がありました。
彼女を仰山の頭領の寵妾だと誤解した崔行舟、彼を嫁いだ夫崔九と誤認した彼女。
二人は落ちぶれた商人崔九とその妻と言う世間体で暮らし始めます。二人は、それぞれ相手の事を夫人、夫君と呼ぶ鴛鴦夫婦に見えます。
崔行舟に言い含められた柳眠棠の以前の侍女檀兒は、崔行舟が作った3年前から物語を彼女に語って聞かせますが、彼女記憶の欠片とは違うところがあります。
崔行舟は、仰山陸文を誘き寄せるために彼女を餌にした拜鄉宴を開きます。(新婚夫婦が結婚式後に花嫁の実家の親戚や友人たちに挨拶をする宴会)
柳眠棠を捜していた子瑜にもこの事が耳に入り、仲間の孫芸兒が宴会に潜入して動向を窺っていました。彼女とぶつかりそうになった柳眠棠に、私は芸兒と言っても全く覚えておらず、反応がありません。
拜鄉宴の夜には洞房の習慣があるそうですが、柳眠棠の積極的行動を押さえます。
趙泉に聞くと、彼には言い難い病(难以启齿的病)があると言います。
ワロタ、( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。
献身的な妻
夫の商いが上手く行かなかったので、柳眠棠は彼女が家を支えなければと思い磁器店と開店します。献身的な妻に比べ夫は囲碁に行って顔も出しません。
然し夫は店舗の向かいの二階に陣取り陸文が現るかもしれないと見張っていたのです。
また、店で売られていた磁器の模様に仰山の暗号が使われていたと彼女を更に疑います。
お前にために頑張っているんだぞ、彼女は!
淮陽王としての仕事も有るので王府に帰る崔行舟、其処では母親楚太妃が決めた婚約者で従妹の廉苪蘭がまとわりついてきます。
王府では疲れる事ばかり、靈泉鎮に帰れば柳眠棠が疲れている彼を労わってくれる。
これで彼女に魅かれない訳がない。
店を更に発展させるために商会の会員になることを思いつきますが、まず会員は男性のみと拒絶されますし、最低でも王族に売れないと話にならないと言われます。
諦めずに策を弄して淮陽王に一銭で大甕を売ります。しかし、王族に売ったらは冗談扱いにされて商会に全く相手にされません。
崔行舟までもう諦めたら見たいに言い出すので、喧嘩状態にまでなります。
淮陽王は、商会に物品の搬送を下命、税2割減免。しかし搬送の船が無い、それでは陸送しようとしたが、その通行するための土地は彼女が既に買っていました。
そして商会の会員を個別に切り崩しにかかります。つまり彼女に賛同する会員には通行を許可するが、商会長の賀家だけはダメ。
この方法が功を奏し、彼女は商会の会員になり月に300両の売り上げを出すようになります。
全くよくでき夫人です。
恋敵と自身の結婚
子瑜が表立って柳眠棠に近づき出します、崔行舟は彼の事を恋敵認識しているが、彼が仰山に関係することは知りません。
仰山で無くした三十万両金は、まだ彼女が持っている事も有り接近をしてきたのでした。もちろん彼女が好きだと言う事も有ります。
そんな彼女は、子瑜の顔を見たとたんに頭痛に襲われます。記憶の欠片に彼が出てきます。
李媽媽に彼はどんな人か知っていると聞くと答えに困っていたが、以前の内縁の夫と言います。
オー大胆な発言。最後はよく思い出してみてと言うあいまいな答え。
そして陸文(子瑜)に対して攻撃を仕掛けた淮陽王であったが石義寬将軍は、勅命を持ってきました。
曰く陸文は良民であると。ここで攻撃を続ければ勅命に背く事になり彼は攻撃を止める事になります。
もう陸文を捕らえる事は出来ないので崔行舟は、柳眠棠に真相を明かして返すと言い出しますが、しかし彼も人の子、なかなか真相を話せません。
そんな事しているうちに、自身の結婚の日が迫り、柳眠棠に囲碁の名人に教えを乞うことにしたので旅に出る、ただし家族は連れて行けない。
いつ帰れるかはっきりしないのでこの機会に故郷の北州に帰れば良いと言い、彼は成婚の為に王府に帰って行きます。
出兵
淮陽王は結婚を前にして、戎兵が国境を越えて来たために平西将軍に任命され真州の全兵で出陣せよと勅命が出されます。
吳太后が彼を陥れる為に無理難題を押し付けて来た勅命ですが、逆らえない為出兵を決意。
結婚相手の廉家では、これは太后が彼を死地に追いやったと考え、もう未来は無いと判断して、廉芮蘭は病気になったとの知らせを送ります。つまり結婚は取りやめたいと言っている。
彼もこれはいい機会と考えて、出陣で何時帰れるか分からないためと母親に退婚書を送るように頼みます。
明日出兵と言う前の日に彼は、小院に帰って来ます。
そして彼は、淮陽王と共に参戦するの為に全てを譲ると言う放妻書を残して、軍の後を追った事を装います。
柳眠棠は、故郷北州ではなくて、栖州に向かい彼の後を追います。
綏王は、彼女が栖州に向かうのを知り刺客を送りますが、王の密偵に助けられます。
捕まえた刺客は如何するか聞く李媽媽に彼女は狼の餌にしてと冷たく言い放つ。怖い。
柳眠棠は淮陽王の軍の近くまで来ていました。
崔行舟は、特別偵察隊に任命されたと嘘をつき、度々彼女に会い来ます。そして彼女に真相を明かそうとした時に趙泉が来て話せない。
そうこうしているうちに新たな勅命で10日以内に出撃しろと。臆病な戦いは許してくれない、死ねと言うことか、2割の勝算に賭けるしかないと考える淮陽王。
彼は妙案を思いつく、騎馬兵主体の戎部の馬に毒が有る植物が浸み込んだ飼料を食べさせます。そこに夜襲をかけるが馬は動けない為、戎部の戦力はがた落ちして勝利します。
夫君は誰
戎部が淮陽王と話して以前の鉄鉱石の密輸の帳簿を渡す事と、柳眠棠には彼の事を秘密にすることで交渉が成立する。
栖州城に入った柳眠棠は、突然昔の事を思い出します、鏢局としてここには来た事が有る、戎語も話していた。
何か昔の事を思い出すたび夫君に対する疑いが出てきます。
彼女は、舅舅の鏢局である平遠鏢局を訪れます。中に入ると段々と思い出してきます。
その時鏢局を襲う一団、彼らは丘林現(舅舅)を捜していたが見当たらない、彼女は荷物の箱の中に入れられて難を逃れますが、帳簿は全て持って行かれます。
彼女は、3年前の事を崔行舟に聞きますが、彼の答えは聞いていても白々しく響く、彼女はこの嘘が嬉しいのか、虚しいのか分からない。
彼は目の前に陸文が要ることを知らない、彼は誰、淮陽王の腹心それとも淮陽王その人。
彼女はついに丘林現に会うことができ、彼が淮陽王を誘導して鉄鉱石を運んでいる屋敷から帳簿類を押収させます。
3年前から平遠鏢局が鉄鉱石の輸送を開始していました、帳簿の最初のページは陸文の印鑑と割符の秘密記号で始まっていました。
仰山は3年前から商売を始め、柳眠棠を見た時までに、鉄鉱石の総量から考えて80万両金程度ありました。そしてそれは仰山から綏王に渡っていたのでした。
別々の道を歩む二人
淮陽王に対する勅命で戦勝に対する褒美の下賜と直接青州に帰っても良いと下命。
柳眠棠は「崔九は淮陽王」と丘林現に伝言を残して青州に帰ります。
そして仰山の仲間と出会い、彼女がいなくなってから孫芸兒が元の仲間を排斥し仰山は彼らの仰山になったことを知ります。
もともと、淮陽王と仰山は休戦状態であったにもかかわらず、仰山は淮陽王に奇襲攻撃を仕掛け彼を暗殺しようとしました。これも孫芸兒による陰謀によるものでした。
つまり淮陽王と柳眠棠の戦う必要はなかったのでした。
淮陽王に北州から丘林現についての知らせが来て本名は喬羨で柳眠棠の舅、彼女の母方の祖父は喬武と言い世間では陸武と呼ばれている。陸文は、君の事なのか。ようやく気付きます。
柳眠棠は誘拐された振りをして孫芸兒に会いに行きます、おまけに崔行舟をボディーガードにするために、行き先が分かるように粉を撒いて馬車で進みます。
孫芸兒は柳眠棠の射た矢に倒れ、淮陽王は矢を構えた柳眠棠と対峙します。二人はともに無表情、彼女の射た矢は彼ではなくて別の標的にあたります。
彼女は逃げて行く、追い駆ける彼、逃げる途中に準備されていた油を撒いて火を点けます。そして火を挟んで対峙する二人。
それ以上動くとそこの油に火をつけると近づくことを拒む彼女、然し構えていた矢を収め洞窟の外で向かい合う二人。
彼女は、陸文と淮陽王の間の恩怨は、あの火で燃えて無くなった。
それでは崔九と柳眠棠はと聞く彼に、彼女は簪の一つを抜き取り彼の胸に刺し、これでお相子。
以後は夫々の道を行く、彼は胸に刺さった簪を抜き血を手で拭いて、彼女の髪に差し戻し、分かった言う通りにする。去って行く彼女。
政変勃発
行き成り「京城變動 吳后被廢 新皇登基 推行新政」と画面に出てきます。
「京城で政変があり、吳太后が廃位され、新たな皇帝が即位し、新たな政策を実施」と言うことです。
戦闘シーンもなくいきなり新皇帝の即位、新皇帝は綏王ではなくて子瑜でした。
この政変がテロップ一行で終わるのはちょっと許せない、プンプン。
子瑜は、皇孫で先の太子の息子で本名は劉淯だったのです。継承順位から考えて綏王よりも上になると思いますが実際は、兵権を握る石義寬が綏王ではなく劉淯を選んだと言うことでしょう。
何といっても、石義寬の娘石雪霽が皇后になるのですから、以後の権勢を考えて劉淯を選んだ方がお得と言うことですね。
皇帝に即位したからと言って彼の政権基盤は安定していませんし、まだ綏王がいるのですから。
また、孫芸兒は自身が皇后になるのだと信じていましたが、蓋を開ければ嫻妃でした。彼女の不満も不安定要因ですね。
そこで新皇帝は、各地の王に上京するように勅命を出します。要は新皇帝に恭順を示せと言うことです。
各王が様子見をする中で淮陽王が真っ先に上京します。かつての敵なようなものですが、彼に期待したのでしょう。
そこでまず峳州に行ってくれないかと頼まれます。
もし峳州王が京城に来て恭順を示せば、北郡の4か所と銭の製造使の位を与えると約束します。
銭の製造使は、綏王が持っています、つまり綏王を除くと言うことなのです。
漫遊の旅
柳眠棠は真州と戎部の戦いのときに知った道を使って戎部に荷物を運び商売を始めていました。
淮陽王は峳州王と会いますが上京する気はないと言うので次の日には北州に向かって出発します。
また、戎部で店を営んでいた柳眠棠であったが丘林現から街道が開通したので、北州にはすぐ帰れるぞと知らされ、母方の祖父に会いに行きます。
北州王も当然上京する気はない、それではここで人質になっても良いと言う淮陽王。
峳州王が上京して何もなく帰ってきたら、現在の皇帝は心が広いことが分かるでしょ。
峳州王が帰って来なければ私を殺せばいいでしょ。貴方は見てるだけで何の損失もない。
淮陽王は、北州で気楽な人質生活を始めます。
北州にいる二人は当然出会います。
崔行舟は柳眠棠の居る良心鏢局を訪ね、自身のボディーガードの依頼をすると、彼女は3倍の値段なら受けると言うのです。
彼は気にせず払います。ボディーガードとして彼女を呼び出し、街中を歩くし、峳州に向かって馬を走らせます。
北州王は、彼が北州から逃げ出すと思い兵を差し向けます。峳州王は、淮陽王に乗せられた北州王が朝廷の言う事を聞かないので峳州に攻め込むと思います。
北州王は、淮陽王を問いただすと、彼は本当に北州から離れるつもりなら女一人だけ連れて出て行くわけないだろう。。。
淮陽王に踊らされた峳州王は上京して陛下に謁見した後に無事に峳州に帰ってきました、当然綏王に狙われたのですが、其処は抜かりのない淮陽王でした。
淮陽王の活躍に対して、太皇太后が舞華公主を淮陽王に賜婚と言う勅命がでます、淮陽王は劉淯に手紙を書き、柳眠棠にも何か賜りたいと。
劉淯は彼女の事を如何して彼から言われなければ成らないと怒っていたが、柳眠棠に縣主の地位を与える封名は淮桑、淮桑縣主。
崔行舟は頑張ったのに
崔行舟は北州王の息子が乗る馬が暴走したのでそれを追い駆けて息子を助け出しますが、足に大けがを負ってしまいます。
左足の太もも複雑骨折で最も良い薬を使っても、以降はまともに歩けなくなるだろうと神医趙泉が京から宣旨に来た使者殿に言います。この結婚は考え直した方が良いのではと。。。
蘇公子が柳眠棠に結婚を申し込みにやって来ます、以前彼は賭けの借金で逃げ出したはずが、今や多くの資金を持っています。
柳眠棠は祖父の家から逃げ出して一人暮らしを始めます。
綏王が直接、蘇家を操っていました。柳眠棠が結婚を待つために家を出たと思い、其処に攻め込んでくる綏王の配下。
最初は柳眠棠一人で頑張っていましたが、途中から崔行舟の手助けが入り、北州王から借りた兵が一気に制圧、荒れた彼女の家を片付けて去って行きます。
崔行舟は頑張ったのに柳眠棠はまだ許してくれません。
足の傷は完治していませんが、真州の政務の為に帰る事になりました。
帰国の前の日に柳眠棠が彼の部屋に忍び込んできて足の治療をして帰ろうとした時に、手を掴み最初騙したことを謝りますが、彼女はまだ許さない。
帰る日になり、彼は喬家を訪ね彼女の祖父と正直な話をする。記憶をなくした彼女を自身の任務の為に結婚していたと偽った事を謝り許しを請います。
祖父は跪く彼を刀で斬ろうとした時に彼女が入って来て、彼が淮陽王 崔行舟であることを明かし、刀をしまいます。
それで、何となく許されたかな。祖父は柳眠棠にお前、態度が軟化したと言い当てます。
淮陽王は喬家に提親の為に聘禮を持ってやって来て、祖父と囲碁を打ち乍ら、淮陽王府のすべてと柳眠棠なら何方を選ぶと言われて当然答えられない。
祖父は淮陽王の提親を拒絶してしまったと彼女にすまなそうに言う。
彼女は彼が仮住まいしていたところに行くと菅家が、淮陽王は機嫌が悪そうで何処に行くとは聞かなかったが真州に帰ったと思う。。。
しかし、淮陽王は夜に「擊鼓」で、友の北州丞を呼び出して「結婚証明書」を作らせたのでした。
えーまたですか
二人は真州に帰り、淮陽王は淮桑縣主を連れて王府に入り、来月に結婚すると宣言します。
そんなところに魯王謀反で淮陽王に東征の命令が下ります。
花見の席で相変わらず廉楚氏と廉芮蘭が、淮桑縣主を陥れようと策を弄するが、あっけなく返り討ちに合っていた。まだやるのこの人たち。
淮陽王は苦戦していて増援部隊を待っているが、冀州と璐州の軍は応援部隊を派遣してこない。彼らの兵は動かない。援軍が来ないと勝機が無い。
離山は、攻めにくく守りやすいためそこまで撤退して、対応策を考える事になる。
淮陽王が離山に撤退したとを知った綏王、孫芸兒は追い打ちを掛けるために彼の家族を亡き者にすることを画策。
この動きを察知した柳眠棠は、王府の留守を守る崔行迪と相談し、彼女が全ての夫人たちを連れて靈泉鎮の小院に逃げます。
廉家母娘は相変わらず不満タラタラ。柳眠棠に不平を言っているところを楚太妃に聞かれて、そこまで言うなら出て行けば良いと言われ、私は廉家だから出て行くと去って行きます。
其の頃、淮陽王は離山にこもると思わせておいて山を下りて魯王に夜襲をかけます。
石義寬は、出征していましたが参戦せず傍観していました。しかし夜襲で淮陽王が有利と見て功を独り占めされるのを防ぐために参戦を決めます。
魯王を打ち取った淮陽王は、そのまま真州に帰り隠れていた家族を見つけて王府に帰ります。
漸く結婚します
更に崔行舟と柳眠棠は上京し、綏王と最後の対決をする事になります。
いやいや、なかなかいいドラマです。
毎回の終わりには、次話を期待して待っていました。
今のところ今年のBEST5に入っています。