来年のことを言えば鬼が笑う、とかいいますが、
今年も残りあと僅かになりましたー。
ORC200のヴォーカルクイーンコンテストですが、
来年も5月4日に行われる予定で、
その募集が2月頃から始まりまると思います。
来年で17回目になるんですね。
ここまで続くとは、正直なところ思いもしませんでしたけれど。
第1回目のティーンズ部門のグランプリを大塚愛さんが受賞されました。
その時は、まだ14歳でした・・・。
歌われたのは、古内東子さんの「誰よりも好きなのに」でした。
初回から3回目くらいまでは、応募書類やデモテープの整理から、
本選会出場者を決めるテープ審査まで、ほとんど私一人でやっていました。
自分自身が音楽好きで、様々なジャンルのレコード盤を中学生の頃から
集めていましたので、ある程度はわかりますけれども。
送られてきた数百本の数のテープを一通り聞くだけでも、
想像以上に大変な作業でした。
でも、その中に聴き入ってしまう歌があった時は嬉しかったですね。
3回目のコンテンストからは、ヤマハさんやホリプロさんなど
音楽業界の方にご協力をいただいて、テープ審査は10人くらいで
行うようになりました。
そういう経験からデモテープ(デモ音源)について、思うことがあります。
大手レコード会社EMIで新人発掘をされておられる 加茂啓太郎氏が、
「デモ音源持ち込みの大切なポイントやコツ! 」として挙げておられる点。
1、自信の曲は1曲目
2、イントロは4小節
3、サビまでは1分半以内にたどり着く
4、ボーカルのピッチは少なくとも歌いだしは完璧に
5、CD-Rなどのメディアにも連絡先を記入
6、ボーカルは自分が思うよりも大きめに
7、どこで誰に会うか分からないので常にデモと資料は持ち歩く
8、イントロで波のSEとかはあり得ない
9、音のよさより曲のよさ
私なりに補足説明をさせていただくと、
1、自信の曲は1曲目
テープやMD、CD-Rに2曲以上収録されてあれば、ふつう誰だって
1曲目から聴きますからね。
というか問題は、限られた時間的制約の中で沢山の音源を聴くとなると、
1曲目を聴いた時点でダメだと判断したら、審査する人は2曲目を聴かないものです。
そういう意味だと思います。
あえて2曲入れるなら、1曲はオリジナルで、1曲はカヴァー曲とか。
あるいは、1曲がバラード系なら、2曲目はアップテンポの曲とかが、
審査する側の立場から言えば有難いですね。
要するに、その人の異なる側面を見たいわけです。
送られた来たカセットテープを再生しても、シーン。
まったく音が出ない。
テープを巻き戻さずに送って来たんですね。
聴いて欲しいという気持ちがないんじゃないかと・・・。
そういうミスをしないようにすることも重要です。
2、イントロは4小節
まあ、審査する者の時間的制約を考えれば、長いイントロは、
「まだかよー!」と、イライラが募ります。
プロの曲で、8小節や16小節のイントロで名曲もたしかにありますが、
デモ音源には不向きでしょう、やはり。
3、サビまでは1分半以内にたどり着く
1や2と同じ理由ですね。ともかく、サビまでは聴きますもの。
ただ、自作のバラードに、サビらしきものがいつまでたっても
出てこないという曲も意外に多いですね。
ならば、冒頭からサビで始まるという曲の構成にして、
アピールするのも作戦としてアリでしょう。
4、ボーカルのピッチは少なくとも歌いだしは完璧に
まあ、これも、最後まで聴くことはほとんどない、ということの
裏返しの表現だと思います。
いきなり音を外していたら、その時点で、再生を止めてしまいますから。
5、CD-Rなどのメディアにも連絡先を記入
これは、大量のデモ音源を聴いていくという作業の中で、
ジャケットと中身が別々になったりすると、紛れて誰の音源なのかが
わからなくなることがあることを想定しているんだと思います。
名前・曲名・連絡先は、ジャケットやケースだけでなく、
メディアの方にも書いてあった方が親切です。
6、ボーカルは自分が思うよりも大きめに
要は、歌声を聴きたいワケです。伴奏の方がデカイ音というのは、
やはりそれだけで不利になると思います。
かといって、アカペラで歌うのは、よほど自信がある人でないかぎり、
やめた方が無難だと思います。
スタジオで録音するのがベストですけれども、
カラオケボックスで録音される場合は、
あまりエコーをかけすぎないように。
ワンワン響いて、歌がよく判りませんので。
ラジカセで録音される方は、内臓マイクではなく、
せめて外付けのマイクを使って欲しいです。
内臓マイクですと、ラジカセのモーター音を拾って、
ゴロゴロ鳴って聴き辛いですから。
7、どこで誰に会うか分からないので常にデモと資料は持ち歩く
どこでキッカケがあるか、わかりませんからね。
一定以上の実力も必要ですが、そういうキッカケがないと難しいのも
現実でしょうか・・・。残念ながら。
資料というのは、プロフィール、写真、デモ音源、
詞を自分で書いているなら、詞を書きためたノートとかも。
8、イントロで波のSEとかはあり得ない
SE、効果音のことですね。
まあ、曲の主旨によっては、私はあっても面白いかとは思いますが、
普通は意味がないですね、たしかに。
やはり、歌手を目指すなら、歌で正々堂々と勝負すべきでしょう。
9、音のよさより曲のよさ
あまりにも悪い音質は論外として、やはり、ポイントは歌や曲ですね。ただ、歌声や歌い方、声質、曲調などは、聴く者の好みが
影響しますので、どういう曲を良いというのかが
難しいところでもあります。
ひとつ付け加えるなら、
自分のキー、音域に合う選曲になっているか、でしょうか。
せっかく高域がキレイで伸びのある声を持っているのに、
低い音が続くような曲を選んで、長所が発揮されていないとか。
逆に、高い音が大半の曲を選んで、無理をして声を出すとか。
既成曲のカラオケなら、仕方ないところもありますが、
自分のオリジナル曲なのに、自分の歌える音域に合っていないというのは、
オリジナル曲であるというメリットが生かされていないように思います。
少しでもご参考になれば、うれしいです。