太陽は、何にもかわっていない。
変わってしまったのは、私だ。
当たり前に線を引き、
当たり前に地を押し固めて、
当たり前に我が物顔で、
当たり前じゃないことに気づかずにいる。
人のためのように、力を欲しがり、
自分のためのように、突き進む。
言い訳が得意で、逃げることも上手。
せわしなく、物事をこなすように、乗り越えることを生きがいにし、
時に全てを捨てたくなる。
矛盾に満ちたこの体が、心と別であるみたいに、
時に激しく見失い、
時々こうやって帰ってくる。
本当の自分を探しながら、目をふさいでいるのは自分自身で、
問いかけの答えも、自分で説いている。
きっと、本当は誰もが知っている。
正確には、知っていたんだろう。
私たちは忘れるのが上手。
けど、もう忘れていたらだめなんだ。
何度だって泣いて、
何度だって気づかないと。
「みんな自分がかわいいんよ。」
なんて、もう聞きたくない。
思いたくない。
全ては、自分の鏡なんだ。
子供のころの、心と体の違和感は、
本来の心と、偽りの心がゆらいでいたんだ、
考えている自分の心の中に、それを見ているもう一人の自分。
きっとそこに、本当の私がいる。
それを取り戻せないのは、大人になるという悲しい現実なんだ。
赤ちゃんが持っている仏様の心にはもどれない。
だからって、くよくよしていられない。
時間は、永遠じゃないんだから。
ほら。
やっぱり太陽は、何にもかわっていない。
変わってしまったのは、私だ。

