はるか彼方の星からやってきた高度な生物ができるだけ短時日のうちに人間の本性について調査しようと思ったら、マーラーの音楽を避けて通るということはできないであろう……人間にそなわっている特質の、もっとも天使的な部分からもっとも獣のような部分に至るまでの……すべてを発見するためには、マーラー以上に豊かな情報源となるものはないであろう。(カ-ルハインツ・シュトックハウゼンがアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュの『マーラー評伝』に寄せた序文より)
本日2010年7月7日は、グスタフ・マーラー(1860-1911)の生誕150年という記念すべき日です。
さまざまなものを包括しているところが「マーラー」の際立った特徴なのではないでしょうか。いろいろ議論すべきこと、探究すべきことは尽きませんが、今日はひたすらに寿ぎたいと思います。