本日3月5日はセルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)の命日でした。
プロコフィエフが小説を書いていたことはあまり知られていないのではないでしょうか。
昨年夏に一冊の興味深い本が出版されました。
そちらを紹介させていただきたいと思います。
「20世紀はじめのロシアを代表する作曲家プロコフィエフが不思議な魅力にあふれた短編小説をいくつも書いていた!
エッフェル塔が突然歩き始め、
キノコ狩りの子どもは地下王国に迷い込み、
ニューヨークの摩天楼に現れたエジプトの王がアメリカの石油王と奇妙な対話を繰り広げる…。
今世紀になってはじめてその存在が明らかになった音楽的小説の世界を初めて紹介。
日本滞在中の日記もおさめた音楽家プロコフィエフの耳で読み、眼で聞く 物語の世界!」(カバーより)
日本語版の出版に寄せてプロコフィエフの孫のセルゲイ・プロコフィエフ・ジュニアが文章を書いているのですが、それによればプロコフィエフは「もし作曲家になっていなかったら、かなりいい作家になっていただろう」と述べていたそうです。
プロコフィエフ短編集 (群像社ライブラリー)/セルゲイ・セルゲーエヴィチ プロコフィエフ
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今夜は次の2枚のCDで『ピーターと狼』を聴いています。
- グレート・コンダクター・シリーズ/セルゲイ・クーセヴィツキー
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エレノア・ルーズヴェルト(第32代大統領夫人)のナレーションがとても優しく響いてきます。
- Prokofiev: Peter and the Wolf; Shostakovich: Sy.../Wolfgang Amadeus Mozart
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あの、ヘルデン・テノールのラウリッツ・メルヒオールのナレーションというだけで、誰でも聴きたくなるのではないでしょうか。