今朝、加藤周一先生がお亡くなりになったことを知り悲しみに打ち沈んでおりました。

 初めの衝撃からようやく少し立ち直ることができ、何とかブログを書き始めています。


 加藤周一先生の死は、このところ問題にしている「クラシックの死」も含めて「文化の死」を決定的に象徴しているような気がします。

 今はとにかく何も申し上げられません。


 今日と明日はひたすら喪に服すことにします。


 思えば、加藤先生が会長をなさっている「中村真一郎の会」を今年欠席されたころには、すでにご病気になっていらっしゃったのでしょう。

 昨年の「中村真一郎の会」の折、会の終了後、明治大学リバティタワーの前からタクシーに乗り込む時にお見送りしたのが私にとって先生の最後のお姿になりました。


 謹んでご冥福をお祈りいたします。