ブラームスのピアノ協奏曲一番。
今までは
アバド×ブレンデル(P)、という
正統×地味なおっちゃん、の組み合わせで、
ちょっと冒険してみた感じ、なCDを聞いていたのだ。
なかなか劇的で、
ブレンデルの地味さが目立たずよかった(笑)
(アトレーユ的にはこの曲では一番好きな演奏。)
んで。先日発見した、
バーンスタイン×グレングールド(P)、を聞いてみた。
ライブ盤。

グールドですよ?
そりゃあもぅ…
イメージ的には
車輪が三角の馬車で全力疾走!
とか
割れないシャボン玉を作ろう!
みたいな
エキセントリックを期待するでしょ!
あのバッハをあんな風に調理しちゃうんだから。
バッハのプレリュードとか、
弾きながら思わず出てしまった鼻歌まで
本当にばっちり録音に入ってるものね(笑)
理想の音にこだわるわりには、鼻歌はOKなんだー、
と思ってるんだけど(笑)

で、協奏曲。
それがねぇ。
まず曲の選択が素晴らしい。
もともと『おまけでピアノがついた交響曲』なこの協奏曲、
ピアノの壮大さが目立って、まさにシンフォニー!
エキセントリックも目立たなかったし、
鼻歌は聞こえなかった(笑)

よいものを発見しました。
しばらくはこれで楽しめる。
って、課題のサン・サーンスをなんとかしなきゃいかんのだが。
しばしグールドに現実逃避。