赤色エレジーの仏語版が出版されたそうな。
フランス漫画もサブカルブームですねぇ。
そういえばわたくし!
先日、高円寺にてずっと捜し求めていた「COCONUT CRUSH」という絶版漫画を入手いたしました!!
イエーイ☆
こちらも赤色エレジー同様、サブカルの名門(?)青林堂「ガロ」掲載作品であります。
この中に収録されてる作品で「裏切りの青空」ってやつがなんか妙に好き。
主人公はどこか車の通りが少ない海沿いの道をかっ飛ばしながらぼんやりと
どうでもいいような気分になったりして
「ただ 右手のコンクリートの壁に つっこむのは 感心できない」
「どちらかといえば 右手のガードレールの 下に広がる海へと 落ちるほうが ロマンチックだ」
なんて考えていたら
その後、隣で寝ていた彼女は目覚めて、ぼんやりしながら
「今 私が横からハンドルさわったら落ちて死ぬかもよ」
と、突然以心伝心のような言葉を言う。読者はどきっとする。
そして会話はふざけたような、それでいて哲学的なような展開になっていって
「ってゆーか、俺達どこ行こうとしてんだっけ?」
ってなるんだけど
そこまでの二人の会話がね、なんだかすごく引き込まれるんですよ。意味深長で。
そしてラストの1ページ。
「前の車止まりなさい!!」「轢き逃げ犯と思われる車を発見!至急応援願います!」
という警察無線が晴れ渡った青空の背景にかかれ、二人が逃亡中の轢き逃げ犯だとパトカーの絵とけたたましいサイレンの音描写で明かされるわけ。
たまらない余韻のある15ページの短編です。