同性と仲良くなるのって難しい。一緒にいるのって気を使う。
その点、男は楽チンだ。
違いを前提を意識した上で接してくれるから、気を使わなくていい。
真野と
毎日のようにメールをする。
電話もする。
あたしが「あんたあたしのことすごい好きでしょ」って笑うと
「おまえ俺のこと好きなんだろ」って真野が笑う。
「あー好きだわー。どうしょー」って、なんてことない調子で言って
「相思相愛だな俺ら!」ってふざけ合う。
でもお互い様。
全然恋になんかならないのは、お互いにただの寂しがり屋で、かまってくれる人がほしいだけだと知っているから。
私たちは似すぎている。
だから
真野はあたしに恋をしない。
あたしも真野に恋をしない。
夜、突然の地震
びっくりして不安になって、彼氏に電話をする。
もちろん
出ない
でも、誰かにかまってほしくて
真野に電話をする。
コール音は決まって三回以内。
「どしたー?」と訛りのある声が不安を塞ぐ。
ある夜、
「俺、営業むいてないのかも。だめだー」ってメールが来て
私はすぐに電話をする。
「どしたん?」
お子様二人は今日も仲良しです。