不倫は頑張ってはいけない。
不倫は頑張るものではない。


不倫をしていて、
常々そう思う。


もし、今頑張ることがあるとすれば
それは、自分自身に対してだろう。


今の自分
少し先の自分
将来の自分


誰かに頼らなくても生きていける
自立した自分になるために、
技術も知識も自信もつく。
ただそのために、頑張るのだ。
早く結果を出そうとして、
奥さんに自分の存在を知らしめようとするのは
バカだ。


とにかく隠し通すこと。


自分には多額の請求は来ないだろう
裁判にかけられることはないだろう
なんて、そんなに甘くはないのが
世の中であり、人間だ。


略奪において自分の存在を知らしめることは
手っ取り早い。
しかし、例え彼を奪えたとしても、
その後の二人の生活自体が続かない。


怒りや憎しみ、嫉妬によって奥さんは、
どんなに愛した夫でも、
そして、知らしめてきた存在に
取れるだけ取ってやるという考えに変わる。


愛だけでは生活はできない。


彼が自分の存在を隠すのは、
ただただ遊びだから、
だけではないこともある。
見極めも大切だが、卑屈になるのはバカだ。


奪うなら、
二人で最後まで隠し通す。
綺麗に別れてもらう。
それが理想で鉄則だ。


そして、おこずかい制の夫の場合、
もしこちら側に来たときは、
いつでも受け入れ態勢を整えて
しばらくの生活を見てあげるだけのお金は
やはり必要で、その時は快く出すべきだ。

先日機種変したiPhoneに、前の
iPhoneのデータを復元をした。



撮った写真もすべて復元されてしまい、
この際過去の写真のデータは消そうと
整理をしていた。



そしたら、ある日の写真が目に止まった。



ちょうど2年前。
彼とただのスタッフと客という関係だった頃。
彼がおいしいおまんじゅうがあるお店が
あなたの好きな街にあるから、ぜひ食べて
欲しいと言われ、



その街に訪れた際に買いましたよ、
という話のネタの証拠写真だった。



2013年8月17日。



たまたまその写真を発見した日は
2015年8月15日。



人生どうなるか、わからない。
2017年8月は、一体どうなっているのか。
期待も絶望もしない。




iPhoneを機種変更した。



4年半使っていたiPhoneの充電の減り具合から
そろそろ買い替えの時期かなと思っていた。



どうしようか迷っていたときに
なにげなく彼に聞いてみた。



「あなたのiPhoneとお揃いにしようかな」



彼は、いいねと嬉しそうに答えた。
お揃いにはあまりいい顔しないと思っていた。



iPhoneを機種変して、どれの何色にしたの?と
聞かれたので答えると、一緒だと喜んでいた。



ただ、私は自分軸でいたい。
前から、自分の理由で機種変をするつもりだったし、
結局同じカラーにしたけれど、いつか別れの日が
来たとしても、同じ機種にしたことで
苦しむことはない。



彼に依存はしない。




ほぼ毎日ラインをしている。



明日には、もうメッセージは
来ないかもしれない、と
覚悟をしながら。



最近は、彼が忙しいからか
私というものが手の内に入って
安心したからか、
情熱的なメッセージは落ち着いた。



それでも、
すべてのメッセージを最初から信じていない。
それは不倫だから。



結局は仕事が終わったあとには、
帰る家があるからだ。
そこには家族がいるからだ。
最終的に戻るのは、そこだと。



彼の言葉、メッセージは
私へのリップサービス。
繋ぎとめておくためのもの。



そして、私もリップサービスをしてみる。
彼はどう思っているのだろうか。