最近の若者達(この言い方をするのは歳を取った証拠ですね!笑)が、野望を持たなくなり、上を目指さなくなり、夢自体持つことがなくなった・・・と言われています
私には、なんだか悲しい話に思えます
夢を実現する為に、とか、目標を叶える為に、と生きることはとても楽しくてワクワクすることなのに、それが無い人生などというのは、無味乾燥なものになりはしないのでしょうか

無理しなくていいよ・・・これは本当かな
頑張らなくていいよ・・・これも本当かな

先日NHKのドキュメンタリー番組「密着!子供を救う現場~」を見ました
今、子供たちの6人に一人が貧困により学業を続けることが困難になっているのだそうです
信じられない思いで番組を見ました
北区のとある中学校で「ひまわり教室」という不登校生が通うクラスを運営しながら、子供達をサポートし続けている「原さん」という方の奮闘記でもありましたが、このような立派な志を持ったというのは、こうして案外ひっそりとそこにいらっしゃるものなのですね
感心して頭が下がりました

その原さんがおっしゃった言葉です
「無理しないでね、頑張らなくていいよ、だなんて嘘ですよ。やる時にはやらなくてはならないのが人生です。無理をしてでも頑張ってでもやることが必要な時もあるんです。」

私も全く同感です
最近では社会の風潮としても、簡単にあきらめていいのだ、などと言ってしまいます
おそらく、大人自体が生きることに疲れていて、めんどくさいからなのだと思います
でも、実際には、あきらめてしまったら決して味わうことができない素晴らしい感情や感動があるのも事実です

頑張ったものだけが得られる達成感
これを経験したことがある人は、今、大きくうなずいていることと思います
何かを頑張ってやり遂げたことでしか味わえない達成感や充実感は、その人を幸せにしてくれます
そして、生きる活力や張り合いとなります
これは、ただ生きているだけでは決して味わえないもので、これを知るか知らないかでは、人生の重みや意味が全然違ってきます

それは、勉強や仕事でも味わえるでしょうし、スポーツや(大好きな)趣味の分野で味わったら、もうその虜になる位のパワーを持った魔法の媚薬のようなものです
そして、それをつかむ為の努力までもが楽しく感じられるようになるものです

これは、主婦業や子育てにおいてもそうなのだと思います
いい加減に嫌々やると地獄ですが、そこに目標を持って一生懸命頑張ってみると、様々な嬉しいご褒美が待っているものです


それにしても、この豊かな国“日本”においても、既に経済のひずみが表れており、貧困に苦しむ子供達がこんなにも多いだなんて、ショックです
私はこれまでずっと海外での子供のサポート(ワールド・ビジョン)を続けてきましたが、足元を見たら、いつの間にか日本が大変なことになってきているようです
日本でも何かできることがないか、探してみたいと思います
どんな小さなことからでも、始めないよりは、始めた方が良い
そう思いませんか


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(昨日また天使に呼ばれて空を見上げると日暈が 感謝)