先日久しぶりにテレビで林真理子さんを見ました
私は彼女の書いた本も好きですが、どちらかというと彼女の個性の方が好きなので、講演会にも行ったことがあります
彼女のはっきりとものを言う姿勢や、常に上を目指して努力をし続けているところが好きみたいです
その感覚がきっと私の感覚とマッチしているのでしょう(笑)

そんな林さんの今回の新刊が売れているようでしたので、早速読んでみました
「野心のすすめ」
なかなか面白い内容でした
私の感覚よりも少しばかり過激ではありましたが、言いたいことはとてもよく分かりました
私もほぼ同じ様に思いながら生きてきました

今の若者達を見ていると・・・確かに、「欲」の無い人達が大勢いますね
「欲」が、野心や向上心と同じようなものであると想定して、ですが、「欲」を悪いもの、として見ている人達が多いような気がします
でも、この物質世界においては、「欲」が無くては生きていかれませんよね
全くの「欲」の無い生活、というのは、息をすることすらできなくなります
これも立派な「生命欲」なんです
現状で満足していて、上を見ることすらしない・・・というよりも、むしろ最初から全てをあきらめている感じの若者を見ると、こちらの心まで痛くなってきます


この本の中では、いくつか共鳴するところがありました

 「無知の知」Byソクラテス・・・自分が何も知らない、と言うことを知っている人間は、自分が無知であることを自覚していない人間より、もっと色々な事を知りたい、学びたい、と思える点で勝っている


私自身も林さんと同じように、自分の無知さについて驚愕しながら生きてきた人間で、未だに「もうこれでいい・十分だ」とは思えないのです
「無知の知」については、私もいつの頃からか意識して生きてきました
子供を持ってからは、むしろ「無知は罪」だと思い、知識の吸収に努めてきたように思います

また、「やってみる価値があると思ったことは、恥ずかしいと思わずにやってみることが大事である」、と林さんは書いていますが、私もかなり小さい頃から、「やらないで後悔するよりも、やって後悔する方がまだましだ」、と思っていました
何の根拠も無いのに、です(笑)

そして、人生に何度か訪れる「頑張り時」について林さんは、「神様に試されているなと感じる」、と書いています
確かに、私にも何度かそれがやってきましたが、そういう時こそ、野心を持ってそれに望むか望まないか、では、結果が大きく異なってくるものなのです
これは本当ですよ~
大きく「運気」が動く時、というのは、それを見逃さずに、それに身を任せて乗って行かなければなりません
その時に、野心(向上心)を持った心で乗るのと、何も考えずに乗るのとでは、大きく異なることは、もう皆さんも経験がおありでしょう


しかし・・・こういったことを、スピリチュアル的に見てみると・・・「まぁ、どちらでもいい」、ということになってしまう訳ですが(苦笑)、肉体を持った人として物質世界を生きている私達としては、しっかりと人生を味わうことが大事なのですから、やはり「野心や向上心」を持ちながら生きて行った方がより良い人生を過ごせるはずです

「野心」「向上心」「欲」など、言い方はいろいろですが、より良くなりたい、という気持ちのことで、下を見るのではなくて、上を見ることの大切さが言いたいのです

今のこの閉塞感のある世の中では、「野心」や「向上心」を持ち続けるのはなかなか難しいのかもしれませんが、持っていれば必ずそれは叶います
思いは現実になりますからね

明日が今日よりもより良くなりますように
そして、自分自身も、より良い人間になりますように

昨日からまた大きくエネルギーが変わったそうです
宇宙からは新たなるエネルギーが降り注いでいます
こういう時こそ、「野心」ならぬ「向上心」を持って、前進していきましょうね~



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