10年で進む奇跡の一歩♪ | 香りで身体を緩めて〜 everydayアロマ〜

香りで身体を緩めて〜 everydayアロマ〜

最重度知的障害のあるわが子を見守る26年。パニック障害を発症しアロマテラピーにより克服。後に国際資格を取得しました。精油の香りは脳に直接作用します。ストレスに負けないヒントと共にアロマな日常をゆるっと綴っています。

こんにちは。
奈良のメディカルアロマセラピスト
清水です。

メディカルアロマトリートメントは、
とても奥の深いセラピーです。
身体の緊張が強く、脳がストレスを感じると
脳からの指令により、
筋膜を緊張させることで身体を守っていると
言われています。
ストレス緩和、筋膜を緩めることにより、
緩めて良いんだよと脳の働きかける力を
利用し、逆に皮膚から脳を癒していきます。

筋膜の緊張の原因をほぐしていくことで、
中々取れなかった痛みや強いこわばりを
軽減出来たケースも少なくありません。
※体調に不安があり病気療養中の方やお薬を
飲用中の方は、
事前に医師にご相談の上で起こし下さい。

「程よく気持ちが良い」

眠ってしまう程気持ち良いのにしっかりと
ほぐす力を発揮する
メディカルアロマトリートメントを提供して
います。

今日は久しぶりに障がいのある子供たちの
ことで最近ふと思ったことを書きたいと
思います。
ある知人に、
「この状況の中で、なぜいつも
前向きで元気なの?」
と聞かれました。
以前のブログをお読み頂いた方はご存知かと
思いますが、
最初から覚悟があり
強かったわけではなく、
それなりに乗り越えてきました。

徐々に受け入れる事が
1番楽だと気づいたのだと思います。
もがいても苦しいだけだし、
自分の一部として認めることへ
自然と導かれて行きました。

子供の成長を思い日々を過ごす親の喜びは
どの親にも与えられた幸せですが、
障がいをもって生まれた子供の場合、
理想の子育てとはかけ離れた現実、
なかなか思うように進まず、
子育てがつらく感じてしまう事の方が多く
親としての心の持ちようを問われる事が
私もこの22年間で何回もありました。

幼い頃は、
つい他のお子さんと比べてしまい
辛い思いをすることもありましたが…
最重度知的障がいのある長男の場合は、
産まれてから今まで
言葉も伝わらず、
排泄はいつするか分からないので、
いまだに一日中オムツをしています。
夜も寝ないで朝まで起きている事もあり
親の精神状態も不安定になりがちです。
この時の自分の経験から、
アロマトリートメントやストレスと脳
の関係を学び始めました。

まず我が子であっても現実を受け入れる
ことに時間がかかります。
私自身もどうやって今まで来たのか
改めては説明は出来ませんが、
日々与えられた課題をとにかく純粋に
取り組んでいくうちにあっという間に22年
が過ぎていました。

夜中に寝ないで走り回られますし、
何でも口に入れてしまいますし、
道路や段差の危険を認知は出来ませんから、
とにかく1秒も目を離さないで、
着いていないといけません。

子どもがまだ幼い頃は子どもと自分との世界
だけで、この時期が1番辛い時間でした。

今この時間にも
障がいのある赤ちゃんがどこかで産まれ、
覚悟のないまま障がいのある子どもの母が
誕生しています。
そして、大半の人は心がしんどくなり
何らかの精神的な症状に悩まされてしまい
ます。
心身ともに辛くなっていきます。

こんなにも、先々の現実の辛さがわかって
いながらも日本の教育の中に、
この事に深く触れることは殆どありません。
近年、様々な障がいをトータルすれば、
高い確率で障がいのある子どもをもつ親が
誕生していることになります。
福祉の充実により直接、障がい児に対する
支援はかなり良くなってきましたが、
親の心のケアは中々進まないのが現実です。

特に知的障がいの場合、
成長と共に少しずつ不安が大きくなり、
     「あなたのお子さんには
              障がいがあります」
と認定されるまでに、
とても不安な時間を過ごすことになります。

自分のところに産まれてきてくれた生命。
まわりの常識に合わせた目線ではなく、
生命体レベルで捉えることで、
自分のところへ来た奇跡の生命を守る事の
大切さに気がつき、
今では人と比べることはなくなりました。

今も同じ状況の中で苦しい思いを
されている方がいると思います。
子供の体調が落ちつき養護学校や福祉事業
の支援が使えるようになった時には
福祉制度を積極的に利用し、
1人の人間として自分をみつめる時間や、
自分の世界を広げる場所を持ってほしい
のです。
私自身も、障がい児の親としての自分とは
違う世界、
アロマセラピスト・エステティシャンとして
の顔を持っていたからこそ
数々の困難を乗り越えてきました。
最初は周りの方に助けてもらい
スクールに通う事に罪悪感もありましたが、
数年ぶりの自分の為の時間が快適すぎ…
数時間でも現実から逃げる口実として
辞められなくなった気持ちが正直なところ
です。

でも、私にしか出来ないと思っていた支援が
母といる時より笑顔で楽しんいることに驚き
ました。
どんなに頑張っても1人で出来ることの限界
を感じたのが10年程前です。

「貴重な時間を、無駄にはしない!」

ありがたい時間を頂いたからこそ、
感謝の気持ちからもの凄い集中力で学ぶこと
が出来ました。
そして真剣に歩び進んでいれば、
不思議とその別の世界と母としての自分が
繋がってきました。

障がい児の子育てだけで疲れきってしまう
方が多く、
もう一つの趣味や仕事をを持つなんて
よけいに大変になりそうですが、
切り替えられる場所がある事は
とても大切なのです。

もちろん子供が幼い時はあまりの忙しさに
家事と子どもの帰宅を待つだけで
時間が終わってしまいます。

最近まで、障がいのある子どもは、
「一生自分が抱えて見ていかなくては!」
と思っていましたが、
20歳を超えるといずれ親だけでは
育てられなくなる時が来て、
慌てふためかないように…
環境も心の準備も
少しずつしていかなくてはなりません。

その時になりぽっかりと穴が空いたような
喪失感を味わい、とても寂しい思いをする
方が少なくありません。
どんなに大変であっても自分自身が幸せで
自分を主役にした生き方を、
子育てと並行して歩んでほしいのです。

最重度知的障がい児の成長は10年に一歩を
やっと進むぐらいです。
ゆっくりと歳月を振り返ってみて、
「10年前に比べたら成長してる!」
と、やっと気がつくような
途方もなく根気のいる世界です。

その10年間を進みながら、
少し余裕が出来た時にふと自分を見つめて
みてほしいのです。

自分の為の一歩。
子供の一歩と共に、
自分の一歩も忘れずに
10年間を大切に過ごしてほしい♪
障がい児の母として22年間が過ぎてみて
感じた私自身の今の思いです。

今日も長男は朝まで起きていて、
事業所のお迎えの二時間前になって
やっとウトウトと眠りました。
無事に見送りを済ましてから、
わたしも少し仮眠をして、
ゆっくり朝のストレッチをして、
アロマセラピストの私に切り替えオン♪

温かい手を通して心をほぐし、
体を緩めるトリートメントを
提供してまいります♪

1人の人間として人と真剣に向き合い、
社会と向き合っていればこそ、
色々な出来事に遭遇するものです。

アロマセラピストとして、
トリートメントや精油の力も活用しながら
自分の人生を自信を持って歩むコツも
お伝えしています。


香り玉インストラクターとしての活動も
しています。
自分だけのオリジナル香り玉ペンダントに、精油を垂らして身につけて頂くと、精油の力に癒されストレス時のレスキューとしてアロマテラピーを活用することも出来ます。