どの時間帯でも排卵検査できますが、朝一を避けるほうがいいと言われています。

排卵検査薬の使用注意ですが、大量の水分摂取等で、尿中LH濃度が低下したとき、検査結果が陰性になることがあります。逆に、尿が過度に濃縮される等によ り尿中LH濃度が上昇した場合、検査結果が陽性になることがあります。朝一の尿はそれに当たる可能性が高いので、避けるほうが安心です。

ま だ、排卵検査薬とは、排卵の直前に起こるLH(黄体形成ホルモン)の分泌の急上昇(LHサージ)を確認するものです。LHは普段から少量分泌されています が、しかも個人差や周期による変動があります。排卵検査薬は、尿中LH濃度の「高い、低い」を判定するので、日頃から尿中のLH濃度が高い場合等は陽性判 定の続くことがあります。逆にピーク時でも濃度が低いとき等、陰性の続く場合があります。

メーカー説明書では、同じ濃さになったら陽性反応ですが、実際、すべての方は同じ濃さの陽性反応を確認できるわけではありません。排卵検査薬を使用する際、個人差、周期差を考慮し、検査結果の全体的な流れを把握する上で排卵日を特定することは重要です。