vSphere 4の時はvCenter Serverを構築する場合、WindowsServerとSQLServerを別途用意する必要がありました。
vSphere 5では、WindowsベースのvCenter Serverに加え、VMware社が無償提供しているLinuxベースのVMware vCenter Server 5.0 Applianceを使用することができるようになりました。
ただし、Linuxアプライアンスなので、ActiveDirectoryに対応していない、複数のvCenterServerを統合管理する「リンクモード」に対応していない、IPv6が使用できないなどの制限があるようです。
また、ESXi上で動作する仮想マシンなので、本番環境で使用するときは、ESXiサーバを複数台用意し、仮想マシンは共有ディスクにインストールするHA構成にする必要がありそうです。
では、はじめに、VMwareのサイトからアプライアンスをダウンロードします。
OVFイメージが一つとVMDKイメージが2つです。
ダウンロードできたら、vSphere Clientを起動してESXiサーバに接続します。
接続できたら「ファイル」-「OVFテンプレートのデプロイ」を選択します。

OVFテンプレートのデプロイウィザードが起動します。
「ファイルまたはURLからのデプロイ」の「参照」ボタンをクリックします。

ファイル一覧からダウンロードしたOVFファイルを選択して「開く」ボタンを押下します。

「ファイルまたはURLからのデプロイ」にファイル名が追加されます。確認して「次へ」ボタンを押下します。

「OVFテンプレートの詳細」が表示されますので「次へ」ボタンを押下します。
仮想マシンの名前を設定します。デフォルトは「VMware vCenter Server Appliance」です。確認したら「次へ」ボタンを押下します。

仮想マシンを保存するストレージを選択します。今回はiSCSIの共有ディスクに配置します。
選択できたら「次へ」ボタンを押下します。

ディスクのフォーマットを選択します。「シック プロビジョニング」を選択すると直ちにディスク容量を確保します(システムディスクで60GB、データディスクで22GB)。
「シン プロビジョニング」を選択するとディスク容量は動的に確保されます。
今回は「シン プロビジョニング」を選択して「次へ」ボタンを押下します。

確認画面が表示されますので「終了」ボタンを押下します。

これで仮想マシンの準備は終わりました。では、電源を入れてみます。
vShpere Clientの左側ツリーから「VMware vCenter Server Appliance」を選択して電源をONにします。
しばらくすると初期画面が表示されます。「コンソール」をクリックしてみてください。

では、IPアドレスを設定しましょう。デフォルトではDHCPになっていますので、固定IPアドレスにします。
「Configure Network」を選択して「Enter」キーを押下します。

IPv6アドレスは設定しないので[n]キーを押下します。

次にIPv4はスタティックにしますので「y」キーを押下します。

IPアドレス設定画面になりますので、以下の項目を環境に合わせて入力します。
・IPアドレス
・ネットマスク
・デフォルトゲートウェイ
・DNSサーバ
・ホスト名
・IPv4プロキシ(使用しないときはnキー)
設定できましたら確認して「y」キーを押下します

最初の画面に戻りますので、次はタイムゾーンを設定します。
「Set Timezone」を選択して「Enter」キーを押下します。

地域の選択画面になります。「5) Asia」を選択しますので「5」を入力して「Enter」キーを押下します。

次は国を選択します。「19) Japan」ですので「19」を入力して「Enter」キーを押下します。

確認画面が表示されますので「1」を入力して「Enter」キーを押下します。
以上で基本設定は終了です。次はデータベースの定義、管理者パスワードの変更などを行います。続きはこちらからどうぞ。
