今日は忙しかっただけで特別載せるようなことも無かったので、食べ物のお話でも載せましょう。

すでに閉店した名店のシリーズ第二弾。

『まっさんちのランチ』は店名です。

自宅前でコロナ禍の間オープンしていたサンドイッチ専門店でした。

もともと『まっさんち』は串揚げをメインにしていた居酒屋さんで、少し離れた場所では現在も元気に営業中です。

このお店は商業用テナントとして新築された建物の中にオープンした支店でした。

もちろん当初は串揚げ専門店として営業なさっていたのですが、あの忌まわしいコロナ禍で居酒屋が経営困難に陥り、やむなく窮地の策としてランチ限定のパンカフェを始められたのです。




食材はパンから野菜・肉類まで全て地産地消にこだわった上質なものばかり。

料理上手な本店のオーナーが腕をふるったなかなか本格的なサンドイッチに驚かされました。




見ての通り新鮮野菜がふんだんに盛り込まれたジューシーな味で、人気のパン屋さんから仕入れたトーストの香ばしさと相まって一度食べたらリピート確実です。

すぐに口コミが拡がり、若い女性客を中心に結構繁盛していたんですよ。

写真には写っていませんがこのサンドイッチにはナイフとフォークが与えられていましてね、

でもこれはさすがに役に立たず、最終的には豪快にかぶり付くのが最良の食べ方でした。

テイクアウトも出来ましたので買って自宅で食べたこともありましたし、近所の森林公園でピクニックのお供に買い求めるカップルもよく見かけました。

あの頃のコロナ禍の行動制限は本当に不自由極まるものでした。




順調と思われていたこのパンカフェが突然閉店したのは、スタッフの人材確保が困難になったからと言うことでした。

あの時代、同様の理由で休業→閉店に追い込まれたお店をよく耳にしましたからね。

一度離れたスタッフはお店が再開しても帰って来るとは限らない。

『まっさんち』も本店の営業再開のための奔走でパンカフェまで抱えきれなかったのでしょう。

お気に入りのお店だっただけにとても残念でした。