京都・宇治田原町の風鈴寺として名高い正寿院。信楽から宇治方面へ抜ける国道307号線沿いの山中にあります。




『二十四時間働けますか?ビジネスマ〜ン♪ビジネスマ〜ン♪ジャパニ〜ズビジネスマ〜ン♪』などと人を人とも思わないような狂乱がまかり通っていたようなバブル時代なら、たまには日常を忘れて本気で癒やされたいと思うような場所なのかも知れませんが、

やはり現代日本はSNSなんでしょうね。

これは確かに映えますよ!これは!!




どこもかしこも美しく着飾った若い男女が境内のあちこちでモデルになったりカメラマンになったり、それを眺めている私には風鈴よりむしろそっちの方が興味深く映りました。




でも自然の風に身を任せて畳と縁側でお庭の緑を背景に過ごす時間と言うのは精神衛生上とても大切なことだと思います。

この何となく過ぎる空っぽの世界こそ、目先を変えて新しい明日に挑戦出来るゆとりを与えてくれると信じているのですよ。

1から始まる合理性に対する無から会得する創造性の違いみたいなものですね。




無心で一杯の茶を頂きましょう。

『さあ、座りましょう。』

と誘う坐禅の如き心境で。。。