大江さん「リレー日記」です。

すごく響いた箇所がたくさんあったのでこの記事に載せました。

 


🎤新人研修ノートと同期の話。(大江麻理子)|テレ東アナのリレー日記

年末に大掃除をしていたら、戸棚から入社一年目でアナウンス室に配属されてすぐ、アナウンス研修をしていた時のノートが出てきました。

研修の初日は2001年4月23日。


2001年の4月ですよ。ひとみんは4歳と半年…とみゆきは3歳になる少し前…由依さんは1歳と少しですねアセアセアセアセアセアセ

今では職場の大先輩である大江さんひとみんたちが幼い頃からテレ東でがんばっていたんです。

「歴史」ですねグーグーグー
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書き出しはこんな文章でした。

「今日は待ちわびていたアナウンス室への配属!!私の人生の中でもとても特別な日になった。

朝、同期の仲間たちと離ればなれになる時は寂しくて仕方なかったが、アナウンス室のある7階(当時)につくと、新鮮な気持ちになって『私はここで頑張るんだ!』と思った。」


その時の大江さんの気持ちが本当に想像出来ました。

ひとみん、とみゆき、由依さんもきっとこんな気持ちを味わったのではないでしょうか?
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昨日は一日中落ち着かず、髪を切りに行ったり、同期と集まって気をまぎらわすだけで終わってしまった。

 

配属先の決まっている私でさえ何も手につかない状態だったのだから、決まっていない一般職のみんなは本当に大変だったと思う。

 

アナウンス室についてすぐ、各部署へ挨拶回りをした。

「各部署へ挨拶回り」は今も活きているみたいですね。
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『新人アナウンサーの大江』と紹介していただいたからには、その肩書きに恥じぬよう、一生懸命勉強し、一日一日を大切に生きていこうと思った。」

新しい環境にワクワクしている気持ち、自分に務まるのかという不安、採用してくれた会社への感謝の気持ちが溢れていました。

(私は他局を落ち続けたこともあって、余計に感謝の念が強かったと思います)


大江さんが「新人アナウンサー」なんですよ。すごくないですかアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセ

そんな頃もあったんですね照れ
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4月1日に入社してからすぐは、一般職、技術職、アナウンス職で採用された同期入社の人たちで全体研修を3週間ほど続け、それから各部署に配属されていくという仕組みでした。

同期とは、3週間ともに課題に取り組んだり各所を見学してまわるうちにとても強い絆が生まれ、入社4週目の配属の頃には休みの日にも集まって一緒に過ごすくらいの仲間になりました。

入社当時23人いましたが、その後会社に残る人もいれば辞めて新天地を見つける人もいて、いまはもうなかなか集まることもありません。

でも、あの時に結ばれた友情はずっと続いていて、いまでも同期たちのことを考えると気持ちが安らぎます。


他部署に配属でも同期の人ってそれだけ思い入れが強いんですね。
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去年、その仲間のうちの一人が天国へ旅立ちました。

病気と共存しながら仕事を続けてきた彼は、亡くなる直前まで担当しているアニメ番組を盛り上げ続け、亡くなったあともその番組は好評を博しています。

お葬式のあと、彼のデスクの写真を他の同期に見せてもらいました。

整頓の仕方が、とても綺麗だけれどしばらく空けるほどの片付け方ではなく、言うなれば出張に行ってくるときくらいの感じでした。

「戻って来る気満々だったんだね。彼らしいね。本当に偉いね」

とみんなで彼のことを褒めながら泣きました。


こういう事はなかなか表には出ません。ご冥福をお祈りします。
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入社したての気持ちが大きく揺れ動く時に、感情を共有し、同じ方向を見ながらあがいて頑張ってきた仲間というのはやはり特別な存在なのだと改めて思いました。

コロナ禍で、しばらく会えない期間が続いていたので、いまもその延長のような気がして、「どこかで頑張っているだろう」と思うことにしています。


「同期ってそんなに思い入れが強いの??…とこれまで思ってきましたが

大江さんのこのコラムでその理由が分かりました。
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新人研修ノートを読み返してあの頃にタイムスリップして、22年ほど前の自分だけでなく、仲間にも再会できました。

書き残すことは、記録とか記憶とか以上の何かをもたらしてくれるものですね。


書いた時とはまた別の

年月を重ねて感じられる事があるのかもしれませんね。

 

この日記は本当にすばらしいものだと思いました。 「歳を重ねる」ってこういう事なんですね。