子供たちがスクールバスで帰ってくるのを待っていた時のこと。

「ウー ウー」 パトカーがバス停のところで止まった。


「見て パトカーが来たよ。スピード違反かな?」 

ベビーカーを押しながらチビに話しかける私。


「あ、あっちからも自転車に乗ったおまわりさんだ。」

ん?こっちからも。


みるみるうちに辺りは、パトカーだらけ。無線を持って走り回る警察官でいっぱいになった。

捕まえ棒 (長い棒の先にUの字がついてて犯人を押さえつけるやつ)を持っている人、竹刀やこん棒をもっている人、警察の小道具がたくさん出てきた。ここは日本。拳銃がないのが唯一の救いだ。


ここはバス停とは言え地元の学校の前。犯人が立てこもりでもしたら大惨事になりかねない。


「いつからこちらに?何か見ましたか?今そこの公衆電話から 刃物を持った人がうろうろしてるって通報があったんですけど」とおまわりさんに話かけられた。回りには私のほかに誰もいない。


「え?私も最初のパトカーが来たのと同時くらいにここに来たんですけど。。」


巻き込まれては大変。少し離れたところで立ち往生しているスクールバスから子供たちを受け取ると、急いで家に向かった。


「This is a trap! (これは罠よ)」 と4年生になる長女が切り出す。彼女いわく、犯人は、こうして警察をこっちに送り込んでいる間に別のところで泥棒に入るつもりなのだという。


我が家のアケチ コゴロー。徹夜でミステリーを読破しているだけのことはあるわね。思わずキョロキョロ見回しながらドアのカギを開ける私であった。みんな無事で良かったわぁ。。。