次に目を覚ましたのは病室。
少しの間ベッド周りがバタバタした後、息子と母が呼ばれる声がした。
息子の声が聞こえる、ただそれだけで、すごく安心した。
母は何も話さず、息子を優先してくれていた。
少しして「ママ、帰るね」って息子の声がして、
「面会時間じゃないから少ししかいられないんだって。だからもう帰るね」そう母が言った。
かすれる声で2人にお礼は言えたものの、目は開けられず、2人の顔を見ることは出来なかった。
その後どうやら6時間眠り続けたらしく…
さすがに水飲んでないわトイレも出てないわで看護師さんが慌てだし、出ないなら尿管入れるしかないと脅され、私半泣きになる。
そこに主治医が来て「トイレ出てないんだって?若いからすぐ出るかと思って尿の管入れなかったよ、ハハッ 座れば出ると思うから、車椅子に乗せてもらってトイレ行ってみてください」って言ってくれたじゃありませんか、
神ですか!?
とはさすがに言わなかったけど、すごい喜びように先生も笑ってた。
先生ありがとう。
それと同時に、目が覚めたときからずっと吐き気が酷く、何度も嘔吐を繰り返した。
後で聞いたら、それは16時頃から翌朝5時頃まで続いたそうだ。一晩でおさまって本当に良かったよぉぉ
出るもの何もないのに吐くからか、体を雑巾のように絞られてる気分だった。そして見たこともない色で恐ろしくなった。
その後軽い痛みがある程度で(痛み止めのロキソニンは飲み続けた)、痛みに苦しむこともなく、手術翌日のガーゼ交換時も特に問題ないようだった。
手術から2日後の朝、主治医による傷口確認等が行われ、この日も問題ないとのことで管を抜き、
退院許可も降りたので、その日早速帰ることにした。
無事に手術を終え、予定通り退院することができた。本当ありがたい
やっぱり自分の家、控えめに言って最高
でも、歩くのもバスの振動も辛かった。
ちょっと退院早まったか!?って思ったりもしたけど、それ以上に母が頼もしかったから、無事に帰れたよね。
看護師さん。
一晩中様子を見に来てくて、夜中にトイレに付き添ってくれて、背中さすってくれて、笑顔で接してくれて。
本当に嬉しかった、ありがたかった。
そして何より来てくれるだけで、ホッとした。
ありきたりな言葉だけど、看護師さんって本当にすごい。
そんな簡単な言葉だけでは片付けられないほどの思いです。
伝えきれないほどの感謝の気持でいっぱいです。
ありがとうございました。
息子。
色々準備万端にしたとはいえ、まだ13歳なりたてほやほやでの3泊4日の一人暮らし、立派にこなしてくれてありがとう。
思いのほか、我が子シッカリしとった。良い発見
母。
年老いて大変な中、毎日来てくれてありがとう。
息子のことも気にかけてくれてありがとう。
退院時、荷物の手伝いまでしてくれてありがとう。
全身麻酔
前歯が弱くてよく欠けるからすごい心配したけど、欠けてなかった!
喉の痛みも心配したけど全然なかった。
口からチューブ抜くの怖かったけど、知らないうちに終わってた!良かった!!!もうやりたくないけどね。
傷はまだ少し痛むけど、それ以外は元気だし、後は病理にまわした結果を待つのみ。
癌じゃありませんようにと、祈るのみ。