お願い早く
私を奪って
淫らなくちづけで
優しく抱いて
くれなくていい
愛とかいらないし


濡れて溺れて乱れて
視界は白く
甘い吐息と
低音VOICEで狂わせて
苦しい寂しいもう何も
感じたくないの
熱を帯びた貴方で
私を壊してよ


例え一夜の儚い情でも
必要なのだから頂戴
もっと頂戴
朝が来れば
物語はTHE END
分かってるから頂戴
もっと頂戴
今だけは忘れたい
独りきり鳥籠の中で
見上げる景色
足首の鎖を
外せなくても
逆らって背いて
逃げてみたかった




幸せって感情を
経験してみたいなんて
欲張ったから
無意識に沢山
傷つけてしまった
壊してしまった
誰も罰を
与えてくれないなら
自らで裁きを


涙は狡い赤
い手首の痛みに
耐えてこその戒め
禁を破ってしまったら
あとは決壊した
ダムのごとく


修復の為の誓い
永遠の愛を諦める
外した仮面を拾って
明日からまた
演者に戻る
凍った心に
微笑をまとって
偽物の言葉を発し
絶望の中で
呼吸をくりかえすだけ
ただそれだけ
こんな生き方が
似合ってる
舞台の上で咲く花は黒



あの時
恋心を否定した罪は
あなたを失う
罰として返ってきた
素直になれずに
傷つけたから
何処にも行けずに
深い傷を負った


戻れない時間に
願ったって仕方ないのよ
始めからやり直すなんて
不可能だわ
あなたの心に
インプットされた記憶は
消せないの
私はもう二度と
温もりに触れられない


泣いて泣いて
苦しみが全て
流れてしまえば
いいのにと思った
泣いて泣いて
痛みが全て
流れてしまえば
いいのにと思った
泣いて泣いて
愛しさが全て
流れてしまえば
いいのにと思った
泣けば泣くほど
あなたが私の中に
刻まれると知るなんて