選択に迷うことはありませんか?
Aにするか、Bにするか。
どちらを選んでいいのかわからない。
 
【選択に迷ったら自分の感情を整理する】
 
私自身もよくどちらを選んでいいのかわからないことがあります。
私は、そういうときは感情や気分で、面白そうなものを選ぶようにしているのですが、
これは、簡単におすすめできません。
面白い方を選ぶので、確かに面白いことになりますが、それで苦労したこともあります。
例えば面白そうという理由で自衛隊にいったときでしょうか?
天下の引きこもりだったところに急に、集団生活の自衛隊に行ったのでかなり苦労しました。
一人前の自衛官になる過程は私にとって人付き合いを学ぶ場でもありました。
 
【人が迷うとき】
人がどういうときに迷うのかというと、どちらを選んでいいのかわからないとき、
どちらを選んでもいい時に迷いいます。
先日も、会社を辞めて独立するか、会社に残るかで迷っている人がいました。
私も相談された手前、両方の条件を洗い出して整理して、
「こうなります」といいたかったのですが。
これは相当嫌がられます。
 
男女の会話で男性がやってしまうありがちな失敗でもありますよね。
感情を共有したい女性の言葉を真に受けて、男性が解決策を探すとろくなことになりません。
人は自分で決断したいし、他人に決められたくない、という感情を持っています。
 
【メリット、デメリットを洗い出す】
この時にやったのがメリットデメリットを加点、減点で洗い出すという方法です。
たとえば、
・仕事を辞めたら、自由な時間が増えるから+10点
・仕事を辞めたら、安定した給料が入らないからー1点
・仕事を続けたら、会社に守ってもらえるから+5点
・仕事を続けたら、会社の指示に従わなければならないからー5点
などなど思いつく限り列挙して採点し行きます。
この時点で特典を計算すれば、誰の目にも明らかなのですが、
ここで大事なのが本人が自分で決めることです。
 
最後に、これらをマトリックスでまとめて、図面上で表現します。
そのうえで、
「こうなりましたけど、どちらを選びたいですか?」
と聞いてあげると、自分で決断してくれます。
これはすごく強力で、自分の頭の整理になる上に、自分で決めたことなので、即座に行動に移すことができます。
何後も人から与えられた答えよりも自分で決めたことをやりたいのが人間です。
もし、誰かに相談されたときや、自分自身の本心がわからないときには、起こるであろう変化を加点と減点で記録してみてください。