【徳の種類】
徳には大きく4種類があります。
今回はその中の陰徳と陽徳の話です。
どちらもいいことをしたときに徳が生まれるのは同じです。
しかし、陽徳はいいことをしたことを他の誰かが知っている徳。
陰徳は誰にも知られずに行われる徳です。
徳を積み上げて運気向上し、宇宙銀行の預金を増やしたいのであれば、
陰徳を積むべしと言われます。
陽徳はどこかの段階で人に知られることになるのですが、人に話す、人に伝えることで消滅する徳だと言われています。
「今日は電車で座席を譲ってきました」なんて話はついついしたくなってしまいますが、
話をしてしまうと、「すごい」「えらい」などと言ってもらうことで、
その言葉と引き換えるに時にはしゃべったことで徳は消滅してしまいます。
また陽徳は積むべきではない。と言い切る人さえいます。
それは二つの理由があります。
一つは、陽徳を積んだ本人がいいことをしたという自覚があるために、
周囲に対して優越感のようなものを感じてしまったり、「自分はこれだけ」ことから、その人を傲慢にしてしまうといわれています。
もう一つは、周囲の人たちの感情です。会社や学校のような人がたくさんいるところで 一人だけ陽徳を積むようなことをした場合に、何もしていない人が、無用のプレッシャーを感じたり、罪悪感を感じることがあります。「なんか私たち悪いことしてるみたい」となってしまうと、徳を高めるどころではありません。
人が抱いた意思や感情は言葉にしなくても、エネルギーがあるので、そういう気持ちにさせているだけで、要注意です。
今こうして書いていますが、1000人撮影以外の試みは人でなしの、ろくでなしであるところの私の心に深く静かに突き刺さりまくっています。
 
徳を高めるのであれば、人知れず陰徳を積め。というのはこういうところからきています。
いいことは人知れず行い、だれにもしゃべらないことで初めて徳積みになるのです。
私は「才は徳に及ばない」という言葉が好きです。
この陰徳という概念を知って以来、孤独が好きな私は、一層ひっそりと、徳積みと修行を行うことになりました。
たまに質問してくれる人がいて、修行の内容などを話してみると結構な確率で驚かれるのが実に痛快です。
これからも人知れず技を磨き、陰徳を積み上げていこうと思っています。
1000人撮影はどちらかと言えば、陽徳ですね。
もっと隠れたい気がするけど、より多くの人のお役に立てる自分になるために、精一杯頑張ります。