★家の手伝いをしていたら日本一になった
伝説の体育教師の原田隆史先生の教育は日本一の陸上選手を多数生み出しました。
今回は原田先生がどうやって日本一の選手を
生み出したかというお話しです。
勘のいい方はお察しのとおり、家の手伝いで日本一の陸上選手を生み出しました。
 
より具体的に言えば、入部したばかりの一年生に
「なんでもいいから、毎日できる家の手伝いを決めろ」
という指導を徹底したのです。
 
入ったばかりの一年生は、風呂掃除とは、皿洗いとかを選びます。
こんなことかと、思うかもしれませんが、潜在意識の法則を
しっかり学べば、何を選んでもいいことがわかるはずです。
 
生徒たちは原田先生の存在もあり、決めたことを毎日やります。
しかし、3年もやると継続が難しいときもあるものです。
 
例えば、修学旅行。
「先生、今日は修学旅行で外泊だから、手伝いはないね、しなくていいよね」
と言えばそんなことはありません。
教育の一環だからといって、風呂掃除を選んだ生徒には、浴場の清掃をやらせ、
皿洗いを選んだ生徒には、厨房で皿洗い。これには、受け入れ先の旅館が困ったようです。
その徹底ぶりはすさまじく、お母さんから連絡の入ることもあったそうです。
「先生、うちの子供が高熱を出して寝込んでいます、今日は手伝いを休ませてください」
お母さんからの、連絡があったくらいでは、原田先生を止めることはできません。
「お母さん、桶に水を張って、お皿に触らせるだけでいいから、やらせてください」
こんなことをやり続けた生徒は、ついに大会の日を迎えます。
その生徒は砲丸投げの選手でした。
目標は新記録を出しての優勝です。
 
三回投げる中、二回は平凡な結果だったといいます。
しかし、最後の三投目を投げる前に、取材に来ていた
カメラを呼び集めたのです。
「今からシャッターチャンスがあるよ」
そういって投げた、三投目!!!
結果は
 
新記録!!
もちろん優勝です。
 
ヒーローインタビューでの記者からの質問がありましたが。
「僕は三年間風呂掃除をさぼりませんでした」
といったそうです。
これには取材に来ていた記者たちの方が理解ができなったようです。
信じられますか?
3年間毎日、家事を手伝っていた学生が
ついて日本一になったのです。
まだ、信じないぞ!
という人のためにもうひとつの例を紹介します。
 
というところで、次回に続きます。
興味のある方は原田隆史先生の著書をご覧ください。
三年教育と共に行われた目標達成シートは、
これをやったら成長するしかないと確信の持てる
大発明です。