遊戯王5D's 第111話
古の地 ナスカへ
ある日、遊星とジャックはある場所に向かっていた。
「また、あの忌まわしき紋様を目にするとは」
その紋様とは蜘蛛の紋様。地縛神Uru。
ダークシグナーの基となったナスカの地上絵。
遊星たちはナスカの地へ向かっていた。
3日前…
WRGPがディアブロ事件以降中断され、ジャックはいつものカフェへ。
この前のチーム・ユニコーンの戦いでアンドレに言われたこと、そしてホセの言っていた「WRGPを勝ち上がっていくこと」
力任せのデュエルで勝ち上がっていけるか悩んでいた。
遊星はクリアマインドの境地に到達しアクセルシンクロという新たな力を手に入れた。自分にも新たな力がなければ勝てないというが力任せの戦いしかないと思っていると…。
遊星とクロウがくる。ブルー・アイズ・マウンテンを12杯(1杯の価格はかなり前に出たので計算してみてください)
さらにこのバカげた金額を経費にするといい喧嘩状態。それを止めるかのように遊星はある連絡が届いたという。
この連絡により、ナスカの地に来ていた。その連絡を送ったのはボマーで内容は
「新たな戦い方を身に付けなければジャックは己の力で死ぬ」
このようなことを信じないジャックだが迷いがあったのか同行することにした。そして遊星たちはボマーのいる祭壇に到着した。この祭壇は地縛神が再び目覚めないように見張る為に作った。と、ボマーの弟と妹のマックスとアニーが来た。マックスは地縛神の影響でいまだにジャックがキングだと思っていた。
ボマーは前の戦い以降やっと静かな暮らしができていた。だが、どうしても罪が付き纏う。ボマーは罪と向き合いながら前に進む道を選びナスカの地にとどまり祭壇を作った。しかし、ここ最近、村の家畜が原因不明の死を遂げていた。人々は紅蓮の悪魔の仕業ではないかと恐怖していた。これと同時にボマーはある夢を見始めた。ジャックが自らの力で滅びる夢を。そして今までどおりの戦い方を見せてほしいというボマー。
祭壇で待つジャックにマックスが自分のデッキを見てほしいといった。ジャックと同じパワーデッキ。マックスは勝てないといったがデッキを信じれば勝てるとジャックは言った。マックスはジャックがケツァクウァトルのような存在といった。そしてボマー達は火をともしライディングデュエル用のコースを作った。その絵はナスカのシャチの地上絵。これはいったい。と遊星は聞くが。
ジャックはライディングデュエルを引き受けるが相手はボマーではなくマックス。それと同時にマックスに何かが取り付く。
ジャック対マックス(?)
ライディングデュエル・アクセラレーション
4000対4000
先攻を譲るジャック。
マックスのターン
フリーバードを守備表示で召喚。このときジャックはデッキになかったはずと疑っていた。カードを伏せターン終了。
ジャックのターン
バイス・ドラゴンを特殊召喚。マックスは相手の召喚でフリーバードの効果によりもう1体フリーバードを召喚。ジャックはダーク・リゾネーターを通常召喚。マックスはさらにフリーバードを召喚。ジャックはバイス・ドラゴンにダーク・リゾネーターをチューニング。
王者の鼓動、今ここに列を成す!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン!
ジャックはフリーバードを破壊。効果によりマックスのフィールドにはモンスターがなくなる。ジャックはターン終了。
マックスのターン
ビーウェッチ・バタフライを特殊召喚。このモンスターもデッキにはなかった。このモンスターは相手モンスターよりも攻撃力が低い場合、破壊される。さらに2体召喚し、2体とも破壊させる。そして祖霊鳥(アンセスター・バード)を通常召喚。墓地に同名モンスターが3体あるときこのカードは破壊されない。マックスはカードをさらに伏せターン終了。
そして、ジャックは何者かがマックスに取り付いていることに気づく。
ジャックのターン。
ランサー・デーモンを召喚。そしてレッド・デーモンズで攻撃。ランサー・デーモンの効果により貫通効果を得る。マックスは罠カード、魔鏡-スモークミラー-を2枚発動。重複効果により祖霊鳥の守備力は6000となる。
それと同時にボマーが見た夢と同じ光景になりジャックはコースアウト。デュエルは中断となる。ボマーとマックスは近寄るがこのときマックスから闇の感情が消えていた。
そしてジャックはどこかに向かっていった。
次回
ジャックは紅蓮の悪魔に仕えているしもべと出会う。紅蓮の悪魔は、何でも欲するものを与えてくれるという。ジャックは、何者をも打ち破る圧倒的な力を欲していた。そしてそれを得るには、しもべとデュエルしなければいけないと言われ……。
第112話「紅蓮の悪魔」