
すごくわかりにくい写真だけど
よーく見ると、空に何か写ってる。
凧です。カイト。
バラナシ滞在中に「タコあげ大会」なるものがあった。
でも、別に優勝者がいるわけではない。
自分の家の屋上から、1日中ひたすら凧をあげ続けるという
平和なお祭りだ。
でも、みんな、のんびり、空高くのぼる凧を操るわけではない。
バラナシの凧あげは壮絶。
道を歩いていると、鋭く方向転換した凧が襲ってくることもしばしば。
しかも、結構痛いし、そもそも怖い。
当たった日には、めちゃめちゃキレる。
みんな本気だ。
老いも若きも、男はみんな参加している。
あまりにも凧あげが白熱し、夢中になりすぎた若者が
家の屋上から転落する事故まで起こる始末。
そんなような事故で、毎年、死人が出るらしい。
凧あげ大会で夫を亡くした妻。
凧あげ大会で子供を亡くした家族。
泣き叫ぶ姿が目に浮かぶ。
本当にお気の毒だ。
だって、凧あげに夢中になって屋上から落ちるなんて、
そんなアホな・・・。
人が死ぬ理由はいろいろある。
事故だった、病気だった、殺された・・・とかいろいろ。
そんな中、
凧に夢中になりすぎて、ってどーよ!?
足元見てなくて落ちちゃった、ってなんやねんそれ!?
そんなインドがさらに好きになりました。