今日は、いよいよ黄龍だ。
黄龍って少し影が薄い気がする。
中には「九賽溝より黄龍の方がいい!」と
言う人もいるけど、たいした知識のないワタシなので
なんとなく、九賽溝のツイデに行く場所のような
気がしていた。
黄龍の見所は、なんと言っても棚田。
小さい池が縦に横にと並び広がり、
そこへ上流からの青い水が注がれる。
そして、白い岩や湖底。
炭酸カルシウムを多く含む地下水により
乳白色の結晶体が白く覆っているらしい。
うーむ。ホントかな?
歩きまくりの九賽溝だったので、
黄龍が終われば苦行は終わるぞ!おー!という
早く成都に帰ってダラダラ生活に戻るべく
最後のやる気を奮い起こし、
朝7時10分のミニバスに乗り込んだ。
ミニバスならぬボロバスは、
それほどスピードも出さずに(出せずに?)
山道を進んでいく。
パンダチェックを怠らず、窓の外をガン見していると
バスは、どんどん山の上へと登っていく。
それとともに、もう窓から下の地面しか見えないくらい
霧が濃くなっていく。
運転手だって前は見えてないだろ?ってぐらい
霧が濃かったが、止まることは無い。勘なのか??
今まで、ネパールやらチベットやらで、ガタガタ道の
崖っぷちをバスで走ったことはあったが、
今回の道は、プラス濃い霧付きだったので、
本気でちょっと怖い。
すると、山道で渋滞らしくバスが止まった。
見ると、でかいトラックと乗用車がぶつかって
乗用車の前の席はめちゃめちゃになっているではないか!
隣の席の白人が、パシャリと写真を撮っている。
おいおい、不謹慎な上、こんな名も無いただの事故を
写真撮ってどうすんねん!?
とか思っていたら、また出発。
霧の中、なんとか黄龍までたどり着いた。
「3時にバスが来ます。」と聞くや否や、
そそくさと荷物を持ってバスを出る。
今10時半なので、4時間半しかない。
そのバスを逃したら、黄龍1泊だ。
それは避けたい。
荷物を置く場所が見当たらないので、
5,6kgの荷物を担いで、黄龍の山道を登ることに。
チケットを買って、中に入る。
パンフレットに「ロープウェイ」が書かれていたので
「ロープウェイ ヨウ マ?(ロープウェイあるの?)」
と下手な中国語で聞くも伝わらず、英語で話しても伝わらず、
「誰か英語できるやつはおらんのか?」と言うと
ひとりいるらしく、呼びに行った。
英語ができるらしいお姉ちゃんは来るや否や、
「Can you speak english?」
それはこっちのセリフやねん!
だから、あんた呼んでん!
と、勘に触りつつも、
「May i help you?」
とか、いっちょ前なこと言うので、
とにかく安心して、ロープウェイのことを聞く。
が、自称・英語できるお姉さんが、英語能力を発揮したのは
そこまでで、結局、伝わらない。
ゆみさん(仮名・相棒)と「行けばわかるだろう」と諦め
中へ入った。
曇りな上、平日だったので、そこまで観光客はいない。
しかも、雨季前で下の方の棚田は干からびている。
少し水が入っていて青くても、なんてことはない。
九賽溝の水量と青さを経験したワタシなので、
まだまだ甘いわーといったところだ。
のんびり歩いていても、荷物を背負っているので
ゆるい上り坂でもキツイ。
上まで4kmもあることを考えると、引き返したくなる。
平坦な道ならともかく、山道で4kmは超運動不足な
ワタシには吐血の勢いで辛い。
景色どころじゃない。
1kmぐらい歩いた所で、一休み。
ゆみさんは、「1度止まると2度と歩けなくなる」と言い残し
自分のペースで去っていった。
ビスケットとお茶で10分ぐらい休憩し、また再開。
歌を歌う気力も無かったので、ipodで音楽を聴きながら
軽快に登っていく。
すると、前方にゆみさんが見えた。
声もかけられないぐらい必死の形相だ。
「疲れましたねー。最悪だー」と、苦境を笑いあい
ワタシは先へ進む。
どんどん歩くと、疲れが疲れじゃなくなってくる。
これが、世に言うランナーズハイってやつか?
雨まで降ってきたが、傘を差すのは体力消耗するので
ニット帽を目深にかぶる。
景色を見る余裕が少しはでてきた。
水は少なくても、見所はそれだけじゃない。
高い万年雪が覆う山々に囲まれた道を進むのだ。
どの方向を見たって癒される。
パンダチェックを怠らず、なんとか上までたどり着いた。
一番上にある五彩池(だっけ?)は圧巻。
水がいっぱいだ。青い!
半径5mぐらいの池が、不規則に並び、水が青い。
ちょっと信じられない。
これは、人民によって作られたテーマパークでは?
と疑ってしまうぐらい、素直に感動できなかった。
それより、信じられないって気持ちが大きい。
そして、乳白色の湖底がより水の青を際立たせる。
水中の樹木などは、白くてちょっと異様だ。
「風の谷のナウシカ」とかに出てきそうな感じ。
(出てきてないけど・・・)
ゆみさんと合流して、頂上で一休み。
ベンチに腰をかけて、ちょっとの間、ボー然と
池を見ていた。
バスの時間もあるので、のんびりしていられない。
30分ぐらいで引き返す。
下りは楽しい。走ったり、歌ったりしながら
ゆみさんと楽しく下りた。
バスを待っていると、行きに同じバスに乗っていた
中国人カップルがタクシーをシェアしようと
誘ってくれたので、ご一緒することに。
松藩まで楽に行けた。ラッキー♪
到着するとすぐに、成都行きのバスチケットを取り、
「白色巨塔」を見るべく、テレビ付きのホテルにチェックイン。
ちょっと休憩して、松藩を散策する。
城壁に囲まれた小さい町なので、観光しやすい。
馬でのトレッキングツアーなど出ているようで、
小さい町ながらも観光客をチラホラ見かける。
田舎すぎず、だからと言って決して都会ではなく、
過ごしやすい町かもしれない。
食事を済ませ、ビールを買って「白色巨塔」に備えるも
チェンネル写らず、ショッキングに4日目終了。
あっ、そーいや、ロープウェイなかったなぁ。
黄龍って少し影が薄い気がする。
中には「九賽溝より黄龍の方がいい!」と
言う人もいるけど、たいした知識のないワタシなので
なんとなく、九賽溝のツイデに行く場所のような
気がしていた。
黄龍の見所は、なんと言っても棚田。
小さい池が縦に横にと並び広がり、
そこへ上流からの青い水が注がれる。
そして、白い岩や湖底。
炭酸カルシウムを多く含む地下水により
乳白色の結晶体が白く覆っているらしい。
うーむ。ホントかな?
歩きまくりの九賽溝だったので、
黄龍が終われば苦行は終わるぞ!おー!という
早く成都に帰ってダラダラ生活に戻るべく
最後のやる気を奮い起こし、
朝7時10分のミニバスに乗り込んだ。
ミニバスならぬボロバスは、
それほどスピードも出さずに(出せずに?)
山道を進んでいく。
パンダチェックを怠らず、窓の外をガン見していると
バスは、どんどん山の上へと登っていく。
それとともに、もう窓から下の地面しか見えないくらい
霧が濃くなっていく。
運転手だって前は見えてないだろ?ってぐらい
霧が濃かったが、止まることは無い。勘なのか??
今まで、ネパールやらチベットやらで、ガタガタ道の
崖っぷちをバスで走ったことはあったが、
今回の道は、プラス濃い霧付きだったので、
本気でちょっと怖い。
すると、山道で渋滞らしくバスが止まった。
見ると、でかいトラックと乗用車がぶつかって
乗用車の前の席はめちゃめちゃになっているではないか!
隣の席の白人が、パシャリと写真を撮っている。
おいおい、不謹慎な上、こんな名も無いただの事故を
写真撮ってどうすんねん!?
とか思っていたら、また出発。
霧の中、なんとか黄龍までたどり着いた。
「3時にバスが来ます。」と聞くや否や、
そそくさと荷物を持ってバスを出る。
今10時半なので、4時間半しかない。
そのバスを逃したら、黄龍1泊だ。
それは避けたい。
荷物を置く場所が見当たらないので、
5,6kgの荷物を担いで、黄龍の山道を登ることに。
チケットを買って、中に入る。
パンフレットに「ロープウェイ」が書かれていたので
「ロープウェイ ヨウ マ?(ロープウェイあるの?)」
と下手な中国語で聞くも伝わらず、英語で話しても伝わらず、
「誰か英語できるやつはおらんのか?」と言うと
ひとりいるらしく、呼びに行った。
英語ができるらしいお姉ちゃんは来るや否や、
「Can you speak english?」
それはこっちのセリフやねん!
だから、あんた呼んでん!
と、勘に触りつつも、
「May i help you?」
とか、いっちょ前なこと言うので、
とにかく安心して、ロープウェイのことを聞く。
が、自称・英語できるお姉さんが、英語能力を発揮したのは
そこまでで、結局、伝わらない。
ゆみさん(仮名・相棒)と「行けばわかるだろう」と諦め
中へ入った。
曇りな上、平日だったので、そこまで観光客はいない。
しかも、雨季前で下の方の棚田は干からびている。
少し水が入っていて青くても、なんてことはない。
九賽溝の水量と青さを経験したワタシなので、
まだまだ甘いわーといったところだ。
のんびり歩いていても、荷物を背負っているので
ゆるい上り坂でもキツイ。
上まで4kmもあることを考えると、引き返したくなる。
平坦な道ならともかく、山道で4kmは超運動不足な
ワタシには吐血の勢いで辛い。
景色どころじゃない。
1kmぐらい歩いた所で、一休み。
ゆみさんは、「1度止まると2度と歩けなくなる」と言い残し
自分のペースで去っていった。
ビスケットとお茶で10分ぐらい休憩し、また再開。
歌を歌う気力も無かったので、ipodで音楽を聴きながら
軽快に登っていく。
すると、前方にゆみさんが見えた。
声もかけられないぐらい必死の形相だ。
「疲れましたねー。最悪だー」と、苦境を笑いあい
ワタシは先へ進む。
どんどん歩くと、疲れが疲れじゃなくなってくる。
これが、世に言うランナーズハイってやつか?
雨まで降ってきたが、傘を差すのは体力消耗するので
ニット帽を目深にかぶる。
景色を見る余裕が少しはでてきた。
水は少なくても、見所はそれだけじゃない。
高い万年雪が覆う山々に囲まれた道を進むのだ。
どの方向を見たって癒される。
パンダチェックを怠らず、なんとか上までたどり着いた。
一番上にある五彩池(だっけ?)は圧巻。
水がいっぱいだ。青い!
半径5mぐらいの池が、不規則に並び、水が青い。
ちょっと信じられない。
これは、人民によって作られたテーマパークでは?
と疑ってしまうぐらい、素直に感動できなかった。
それより、信じられないって気持ちが大きい。
そして、乳白色の湖底がより水の青を際立たせる。
水中の樹木などは、白くてちょっと異様だ。
「風の谷のナウシカ」とかに出てきそうな感じ。
(出てきてないけど・・・)
ゆみさんと合流して、頂上で一休み。
ベンチに腰をかけて、ちょっとの間、ボー然と
池を見ていた。
バスの時間もあるので、のんびりしていられない。
30分ぐらいで引き返す。
下りは楽しい。走ったり、歌ったりしながら
ゆみさんと楽しく下りた。
バスを待っていると、行きに同じバスに乗っていた
中国人カップルがタクシーをシェアしようと
誘ってくれたので、ご一緒することに。
松藩まで楽に行けた。ラッキー♪
到着するとすぐに、成都行きのバスチケットを取り、
「白色巨塔」を見るべく、テレビ付きのホテルにチェックイン。
ちょっと休憩して、松藩を散策する。
城壁に囲まれた小さい町なので、観光しやすい。
馬でのトレッキングツアーなど出ているようで、
小さい町ながらも観光客をチラホラ見かける。
田舎すぎず、だからと言って決して都会ではなく、
過ごしやすい町かもしれない。
食事を済ませ、ビールを買って「白色巨塔」に備えるも
チェンネル写らず、ショッキングに4日目終了。
あっ、そーいや、ロープウェイなかったなぁ。