今年のホーリーは、3月15日。
バラナシが最もアツくなる日だ。
色水を激しく掛け合い、酒を飲み、喧嘩が始まる。
街は、無法地帯と化す。
女は外に出たら、警察官にレイプとか
ありえない事態に巻き込まれるらしく、
家の中でこぢんまりと色水を掛け合ったり、
ベランダから下を通るバカに水を掛けたり、
屋上VS隣の屋上ってな感じで、水鉄砲や水風船で
闘ったりする。
ワタシはアパート住まいの友達の家で過ごすことにした。
外に出れないのでジュースやおやつを買い込み、
戦闘グッズである、でかい水鉄砲と色粉、バケツを買った。
ホーリーの色水合戦が終わると
みんなチキンカレーを食べ、新しい服に着替え、
「ハッピー ホーリー!」といい、
抱き合い、額に粉を少しだけ付け合う。
ワタシは、ホーリーのために紫のサリーを買って、
チューリー(腕輪)も買い、サンダルも買った。
用意は万全だ。
15日の朝、目覚めると、
友達のダンナ(インド人)の顔が銀色だった。
「なんでそんな色なってんの?」って聞くと
遊びでやってるわけではなく、色水が落ちないから
銀色を塗って、肌を守るためだという。
そして、ボロい服を着て、街に飛び出していった。
ワタシも、戦闘服(ボロい服)に着替え、
アパート中の子供たちに、
「顔だけにはかけるな!」とドアの隙間から叫び
水鉄砲に緑の色水まんぱんにして屋上へ飛び出した。
最悪な集中砲水が始まった。
あれだけ言ったのに、顔にかけてくるアホだらけだ。
ひとしきり浴びたら、注意を隣の屋上にしむけ、
子供たちと一緒に隣の家のインド人女を狙う。
油断していた。
もう、ワタシは標的にならないと思っていた。
いきなり後から、銀色の顔のでかいおばさんに
顔全体を緑色の手でベタベタに触られた。
色水でさえなかなか落ちないのに、ほぼ原液を顔に
塗られたのだ。
持っていた水鉄砲で、おばさんの頭を殴り
猛ダッシュで風呂場へ駆け込んだ。
ゴシゴシ洗ったけど、顔がうっすら緑色だ。
せっかくサリー買ったのに、腕輪も買ったのに
顔が緑じゃ台無しだ。
ありとあらゆる手段を駆使し、なんとかほぼ取れると、
プンプンに怒っていた気分は、一気に最高潮。
ルンルンで出かけた。
みんなにサリーを褒められ、お披露目してまわり、
夕飯を食べに、馴染みのレストランへ。
入った瞬間、「サンダルちゃん!!」
レストランのオヤジが、
パラパラと緑の粉を頭からかけているじゃないか。
何が起こっているのかわからなかった。
もう、ホーリーは終わったのでは・・・???
「殺ス!」って一瞬思ったけど、
知ってる人だし、みんな楽しそうだし
今日はホーリーだし・・・
ま、いっか!
「ワタシにも貸せ!」と緑の粉をつかみ、
そのオヤジに思い切りかけた。
ついでに、調子にのって一緒に来てた友達にかけたら
烈火のごとくブチ切れられ、
2日間微妙な関係が続いたけど、ま、いっか!だ。
ホーリーは、とっても楽しい
でも、男だったらもっと楽しいと思った。
インドは、男に楽しいこといっぱいの国で
ちょっと損してる気分だなぁ。
バラナシが最もアツくなる日だ。
色水を激しく掛け合い、酒を飲み、喧嘩が始まる。
街は、無法地帯と化す。
女は外に出たら、警察官にレイプとか
ありえない事態に巻き込まれるらしく、
家の中でこぢんまりと色水を掛け合ったり、
ベランダから下を通るバカに水を掛けたり、
屋上VS隣の屋上ってな感じで、水鉄砲や水風船で
闘ったりする。
ワタシはアパート住まいの友達の家で過ごすことにした。
外に出れないのでジュースやおやつを買い込み、
戦闘グッズである、でかい水鉄砲と色粉、バケツを買った。
ホーリーの色水合戦が終わると
みんなチキンカレーを食べ、新しい服に着替え、
「ハッピー ホーリー!」といい、
抱き合い、額に粉を少しだけ付け合う。
ワタシは、ホーリーのために紫のサリーを買って、
チューリー(腕輪)も買い、サンダルも買った。
用意は万全だ。
15日の朝、目覚めると、
友達のダンナ(インド人)の顔が銀色だった。
「なんでそんな色なってんの?」って聞くと
遊びでやってるわけではなく、色水が落ちないから
銀色を塗って、肌を守るためだという。
そして、ボロい服を着て、街に飛び出していった。
ワタシも、戦闘服(ボロい服)に着替え、
アパート中の子供たちに、
「顔だけにはかけるな!」とドアの隙間から叫び
水鉄砲に緑の色水まんぱんにして屋上へ飛び出した。
最悪な集中砲水が始まった。
あれだけ言ったのに、顔にかけてくるアホだらけだ。
ひとしきり浴びたら、注意を隣の屋上にしむけ、
子供たちと一緒に隣の家のインド人女を狙う。
油断していた。
もう、ワタシは標的にならないと思っていた。
いきなり後から、銀色の顔のでかいおばさんに
顔全体を緑色の手でベタベタに触られた。
色水でさえなかなか落ちないのに、ほぼ原液を顔に
塗られたのだ。
持っていた水鉄砲で、おばさんの頭を殴り
猛ダッシュで風呂場へ駆け込んだ。
ゴシゴシ洗ったけど、顔がうっすら緑色だ。
せっかくサリー買ったのに、腕輪も買ったのに
顔が緑じゃ台無しだ。
ありとあらゆる手段を駆使し、なんとかほぼ取れると、
プンプンに怒っていた気分は、一気に最高潮。
ルンルンで出かけた。
みんなにサリーを褒められ、お披露目してまわり、
夕飯を食べに、馴染みのレストランへ。
入った瞬間、「サンダルちゃん!!」
レストランのオヤジが、
パラパラと緑の粉を頭からかけているじゃないか。
何が起こっているのかわからなかった。
もう、ホーリーは終わったのでは・・・???
「殺ス!」って一瞬思ったけど、
知ってる人だし、みんな楽しそうだし
今日はホーリーだし・・・
ま、いっか!
「ワタシにも貸せ!」と緑の粉をつかみ、
そのオヤジに思い切りかけた。
ついでに、調子にのって一緒に来てた友達にかけたら
烈火のごとくブチ切れられ、
2日間微妙な関係が続いたけど、ま、いっか!だ。
ホーリーは、とっても楽しい
でも、男だったらもっと楽しいと思った。
インドは、男に楽しいこといっぱいの国で
ちょっと損してる気分だなぁ。