昨日、行きつけのレストランへお昼を食べに行くと、
とても混んでいて、日本人と相席になった。

ワタシ「いいですか」
日本人「あっ、ハイ、どうぞ」

その日本人は読書の途中で、会話もそこそこに
すぐ読書に戻った。

そんな時に、2組帰って行き、テーブルが空いた。
そもそも満席でやむを得ない相席だったし、
別段、会話が弾んだわけでもなかったので、
礼をいい、別のテーブルへ移る。

すると、また満席に。

ワタシのテーブルに白人がやってきた。
特に、何も話しかけず本を読んでいたら、
白人は、なにやらヒンディー語のテキストを広げ
勉強し始めた。

「ヒンディ語勉強してるんスか?」と片言ヒンディで
話しかけると、
「そう、そう、キミもヒンディ語話せるの?」
てな感じで、ヒンディ語と英語が入り混じった
へんな会話が始まった。

彼は、イタリア人フィレンツェ在住のレオナルドさん。
レオンと呼んでくれ、との事。
お互い、ヒンディ語で自己紹介して変な感じだった。
レオンさんのヒンディ語の方がワタシよりだいぶ上手で
下手なワタシにゆっくり話してくれていた。
年も、ワタシよりだいぶ上のはずだが、
ヒンディ語でとても丁寧な表現を使ってくれたり、
とてもジェントルないい人だった。

会話に一瞬の間が出来たので、
なんか話そうと思い、「ボーノ(おいしい)」って
イタリア語を言ってみた。

すると、「OH----!!」と感激したらしく、
いきなり「イタダキマ-ス!」と叫んだ。
続けて、「サムライ」「コンニチハ」「アリガト」
とレオンさんが知る限りの日本語を伝えてくる。
ボーノのお礼に、いっぱい日本語をもらった。

友達と約束の時間が近づいたので
「ピル ミレンゲ(また会いましょう)」
と席を立ち出口へ向かうと、後ろからレオンさんが
でかい声で

「タマゴッチー!!」

きっと、急に思い出したのだと思う。