タイトルの通り、昨日(1/10)の夜12時前、デリー到着。
もう、見渡す限りの全員が怪しい・・・

いきなり誰も信用できない。
メインバザールに宿を取りたいが、なにせ夜なので怖い。
強盗や殺人、もしかしたら、売り飛ばされるかも・・・
でも、空港で寝るには疲れ過ぎており、どうしてもベッドで寝たい。
腹をくくって、まだ目が死んでなさそうなインド人青年と相乗りし、
メインバザールまで行くことに。

ところが、予想に反し、何の問題もなく悪名高いメインバザール到着。
自意識過剰気味な取り越し苦労であった。
で、「TRAVELLER GUEST HOUSE」って所へ直行。
一度、1週間ぐらい泊まった、慣れた宿だ。
それなのに、値段知ってるのに、ボッたくってくるからビックリする。
宿のオヤジを戒めて、前回と同じ値段に。
その夜は、シャワー浴びて、さっさと寝た。

そして今日(11日)。
朝8時に起き、パッキングを済ませ、列車のチケットを買いに駅へ行く。
慣れたもので、他の観光客がすったもんだして記入してる中、
インド人並みの速さで、手続きを済ます。
今夜20:40発、バラナシ行きをGET。

コンノートプレイスへ行ったり、新しくできた地下鉄を見たりと
時間をつぶしていたら、日本人と出会う。
出会ったばかりだが、お茶に誘う。(日本じゃ、ありえねー)
それほどに、ワタシはヒマだったのだ。
その人は、まさこさん(仮名・30歳)といい、ワタシと同じ女一人旅中だ。
初一人旅でデリーの雰囲気に疲れ、3日間も部屋に引きこもっていたらしい。
『3日間何してたんですか?』と聞くと、
『手紙を書いてたんだ・・・』と、疲れた表情でつぶやいた。

お茶を飲みながら、まさこさんも今日バラナシへ発つことが判明。
ワタシも、お見送りに駅までついていった。(ヒマだからねー)
列車の中で食べるオレンジを買いたい、と言うので
買いに行くと、オレンジ7個50ルピーとかホザきやがる。
明らかにボッたくっている。
オレンジは庶民の食べ物である。おまえらそんなに金ないやろ。
ありえない値段に笑っていると、まさこさんてば財布から50ルピー
出しているではないか。
『おいおい、明らかにボラれてますよ。』と忠告するも、
『もう疲れてさぁ。』と言う。

『絶対ダメです。』といい、ワタシが交渉。
結局、10ルピーにしてもらった。
これだって、ボラれてるかもしれない。あやしいもんだ。
果てしなく信用できない。それがデリーのメインバザールである。

でも、まさこさんの気持ちもわからないことはない。
初めは、怒っていたことだろう。しかし、あまりに積み重なると
怒りも悲しみも超越し、あきらめの境地に達してしまう。

そんな疲れ度100パーセントのまさこさんは
『ありがとうー』と優しい笑顔で、ホームに消えていった。

さぁ、ワタシも今からバラナシへ向けて出発だ。
また、まさこさんに会えるといいな。