昨日は平成に元号が変わって27年目の天皇誕生日でした。太平洋戦争時期を直にご経験され、戦後70年の節目が終わる今年の年末を、82歳の誕生日と共に迎えられた陛下のお気持ちが昨日の記者会見に表れていたように感じられました。
戦後、平和と民主主義を守り続けてきた日本は今、過渡期にあるとも思われます。先の戦争経験者が年々少なくなって、日本も世代の移り変わりと共に平和の尊さが徐々に薄れていく傾向にあるような気配が何となく致します。
天皇陛下が我が国の行く末に危惧の心をお持ちの様子は、昨日の記者会見のお言葉に少なからず現れていたようにも思われます。昨日は気温も低下し、曇り日和であったにもかかわらず27000人の方々が天皇誕生日の一般参賀に訪れたようです。
激動の昭和史を歩まれた昭和天皇もご立派な人でしたが、現在の天皇皇后両陛下もまさしく日本の誇るべき偉大で尊敬に値する方だと思われます。日本が平和主義、民主主義国家を未来永劫にわたり堅持する姿勢はとても重要なことである旨を、昨日は改めて感じた次第です。