思い出を大切に | 天草凛太郎のブログ

天草凛太郎のブログ

人の幸福や不幸は予想のしようがない、だから未知なる人生は面白いし、夢も描ける。

昨日は、番組で紹介された皇太子雅子妃ご成婚20周年の祝賀記念放送を夫婦で観て過しました。と同時に我が家の押入れを整理していたところ、さらに30年 以上も前の家族の写真や子ども達が赤ん坊のときの洋服まで見つかりました。これも皇太子ご夫婦の20周年記念日を契機に押入れを整理したお蔭ではないかと お互いに思わず笑ってしまいました。


歴史が過ぎ去るのは早いものです。しかし、例え芸術作品などに出演している俳優さんがこの世に存在しなくても、私たちはいつでも何度でも自由に観て感動を 得られます。残されている記録は実にありがたいものです。同じように個々人の中での思い出でも大切に保存さえしていればいつまでも楽しめます。


時代はどんどん新しくなり変わっていきますが、決して故人や周囲の人への感謝の気持ちを忘れてはいけないと考えています。「先義後利」という言葉がありま すが、義理・人情は人として優先されるべきです。先ずは人のために義を尽くすことが廻り回って最後には自分の利となるのです。


今朝も朝礼で菜根譚からこのような言葉を引用しました。「人の悪を攻むるには、はなはだ厳なることなかれ」人を叱るときはあまり厳しい態度で臨んではいけないというのです。つまり度を過ぎれば、かえって相手の反感を買い説得効果もなくなるというのです。


週末、日体大の「集団行動」というサークルの中で生徒に対する指導者の厳しい姿勢を目にしましたが、愛情が感じられない中でただ怒鳴り散らすだけでは決し て生徒に通じないし、監督に付いて行こうという気にはならないわけですが、本当に生徒の指導が出来る上手い指導者だったと思いました。厳しい中に褒めるこ ともなければ厳しい練習にも付いてこないし、人が育つ効果も発揮できないということでしょう。