人材(財)育成の考え | 天草凛太郎のブログ

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人の幸福や不幸は予想のしようがない、だから未知なる人生は面白いし、夢も描ける。

長年、新卒者中心で社員集団を形成してきた弊社も、昨今は中途採用にも力を入れるようになってきた。理由はプロパー社員を私がなかなか育てられなかったこ とにある。日頃から他社の経営者とお付き合いがあり、自分自身と常に比較できる環境にいるので、これまでも自社における人材(財)育成の至らなさを痛感し てきた。


長年、新卒者採用においてさまざまな工夫を凝らしてきたつもりであったが、同業他社と比べて採用で優っていたかと思うと寧ろ負けていたのではないかと考え ている。会社も小さいので、社長が中心となって新卒採用せざるを得なかったが、社長1人の力では他社に負けないように採用を優位に進めることも、人材 (財)育成も容易なことではなかっために他力本願だったと言えよう。


採用するだけでは人材も思うようには育たないし、総員を結集した会社の成長も実現できない。人材(財)育成がしっかりしていなければ、他力本願では会社の 経営理念に沿った人材は育たないと言うことである。年月が過ぎ去るのは早いが、人材(財)育成が他社以上に方針に沿って為されなければ、厳しい市場の中で ライバルとの競争に勝ることは不可能である。


近年になって積極的に中途採用に踏み切ったのも、自社の力だけでは人材(財)育成が計画どおりに十分ともいえないし、望むべき人材像としても及ばなかった からである。ただ理想的な思いとしては、新卒者を最初から自分たちの力で育てたいということはもちろんである。中途採用で入社された方も、前職で何らかの 不満があったから転職をされた方が多いと思う。即戦力はお金で買えるかもしれないが、そんなに経営は単純ではない。


転職の原因にも、勤めていた会社の人材(財)育成がバラバラであったということが多いと思うのである。会社の人材(財)育成の方針がバラバラでは中途半端 な人材しか育たないということを、自らの転職体験を下に経営幹部になった方は肝に銘じなければならないと私は考える。まだまだ弊社も道半ばであるが、人材 (財)育成の基本方針を一本化し、年々成長していく社員が迷うことのないように目に見える人財育成策を浸透していきたい。