いろんな場所で成功者の話を聞く機会があるが、決まって創業者は常に「諦めない」ということを強調する。「努力に勝る天才なし」とは小さい頃から教えられ
た言葉であるが、人には負けたくないと思うならば人の何倍も努力しなければ勝てるはずがない。人から何と言われようと、一心不乱に目標を目指さなければ達
成できるはずがない。
与えられた時間は皆平等であるが、時間の使い方が勝負を決めるような気がする。例えば、できる営業マンはフットワークが軽い。しかし、年齢とともに体力も
意欲も若い頃に比べて無くなっていくのが凡人である。私の知っている方で、70代になっても猛烈に仕事をこなしてきた方がいる。
残念ながらお亡くなりになったが、仕事に対する厳しさは強烈だった。しかし、面倒見がとてもいい、誰からも尊敬される方であった。なかなかああいう風には
なれないが、これからも偉大な故人を思い出しながら仕事をしていきたい。社会人としても、20代後半から30代半ばまでが、フットワークを生かし市場に種
をまくチャンスだと思う。
継続していれば必ず、40代の頃に人的財産が蓄積されるはずである。その頃、私自身も人に負けないように人の何倍も営業で市場の発掘のために動いたような
気がする。「鉄は熱いうちに打て」というように技術者も同じことが言えると思う。若いこれからの人にはハングリー精神で頑張ってほしい。