東急シアターオーブにて、増田さん主演ミュージカル「20世紀号に乗って」を観劇。


3/14と20のマチネ、3/30のマチソワの計4公演入ることができました。


自分的まとめ。


・セット

主に、特別列車「20世紀号」の個室(3部屋分)のセット。舞台の上の方にオーケストラピットあり。


・あらすじ

1930年代初め頃のアメリカ。舞台演出家のオスカー・ジャフィ(増田さん)は、ブロードウェイの花形だったが、色々あって多額の借金を抱えシカゴの小さな劇場で芝居を打っていた。

オスカーは、マネージャーのオリバー・広報のオーエンという2人の部下とともにシカゴを出ようとする。その目的は、高級列車「20世紀号」に乗りこみ、ニューヨークへ向かう途中で乗車予定の大女優リリー・ガーランドに会うこと、そして、リリーにオスカーの作品に出演してもらうことだった。

実は、リリーは、オスカーがその才能を見出して女優となり、かつて二人は恋人同士だった。


いよいよ、20世紀号が発車する。オリバーとオーエンが待つ中、オスカーはギリギリ(何なら少し乗り遅れてるw)に、どうにか乗りこむ。列車には、有名議員とその不倫相手や、大手製薬会社員の会長・プリムローズや医者のジョンソンなど様々な客が乗っている。


出発すると、車内では色々なことが起こる。オスカーが乗車していると知って、車掌や医者が、自ら書いた脚本を売り込みに来たりしている。


やがて、リリーが乗ってくる駅に到着する。愛する人に久しぶりに会えるとソワソワしているオスカー。そこへ、マスコミに囲まれながら、リリーが現れる。リリーは、恋人で若い映画俳優のブルース

を連れていた。列車にブルース・リリー・秘書が

乗りこむ。


オスカーは、オリバーとオーエンに、「偶然を装ってリリーに声をかけ、自分がリリーのための芝居を書いていることを伝えてほしい」と指示する。(実際は芝居は書けてない)

リリーに会うことに成功したオリバーとオーエンだが、うっかりオスカーの現状を喋ってしまう。

リリーは、オスカーの嫉妬と独占欲に耐えかねて別れたため、オスカーの元には戻らないときっぱりと断った。しかし内心では、映画の世界から舞台の世界に戻りたい気持ちもあった。


なんとかして、リリーに戻ってほしいオスカーは、自ら説得を試みるが、うまくいくわけもない。


列車内で、人の持ち物や、着ている服の背中などに、「REPENT」(悔い改めよ)と書かれたステッカーが貼られるイタズラが起きる。果たして犯人

は誰なのだろうか…。


リリーを説得したいオスカーは、マグダラのマリアを題材にした芝居を思いつき、提案する。オスカーと話しているうちに、リリーにもアイデアが次から次へと浮かんでくるが、決心がつかない。

そんな中、車内でプレスリリースを作成していたオーエンは、偶然プリムローズに声をかけられた。プリムローズは、自分の会社も広告を出していると言い、自分が大手製薬会社の会長であると明かす。「自分で何かを生み出せる人は尊敬する」と、オスカーのスポンサーに名乗りをあげた。


オーエンは、このことをオスカーに報告。オスカー、オーエン、オリバーは特別室でプリムローズに会い、その場で200,000ドルの小切手を受け取った。これで、リリーとの芝居を作ることができると喜ぶ3人の元へ、「リリーがオスカーに会いたがっている」と呼び出しが来る。


リリーは、「オスカーが生きている限りずっと毎週35万ドルを送るから手を引いてくれ」と話す。

しかし、今のオスカーには、20万ドルがある。

オスカーは、プリムローズの話をリリーに伝え、さらに、「舞台の契約は1年、その後は映画化の権利をリリーに譲る」と言う。舞台の世界に戻りたいと考えていたリリーの心が揺れる。しかも、話を聞いていたプリムローズが、映画のスポンサーにもなると言う。

リリーの心が揺れているのを感じたオスカーは、オリバーに、映画の件を追加した契約書を作るように指示した。


ニューヨークへ向けて進む20世紀号。途中駅で、プリムローズの甥に頼まれて、彼女を探しに来た2人が乗ってくる。この2人は、高齢者施設のスタッフで、なんとプリムローズは認知症で施設から脱走してきたのだった。


列車内に衝撃が走る。


客たちの持ち物にステッカーを貼っていたのも、プリムローズだった。


このことを知ったリリーは、オスカーは初めから知っていて、自分をだましたのでは?と疑う。オスカーももちろんプリムローズの真相は知らなかった。


絶望したオスカーは、銃で自らの命を絶つと言い、特別室を出ていく。オーエンとオリバーは、オスカーがそんなことをするはずがないと頷き合う。


しかし、そこに、響く銃声。


慌てて、オリバーとオーエンが音の方へ向かうと、オスカーを止めようとしたプリムローズが、誤って発砲してしまっていた。倒れこむオスカー。

車内に乗りあわせていたドクタージョンソンに診てもらうと、どこにも怪我はなく、ただ音にびっくりしただけだった。


オスカーは、これを利用して、自分が「最期にリリーに会いたい」と言っていることをリリーに伝えてくれと、オーエンたちに頼む。

オスカーの元にリリーが駆け寄ってくる。オスカーは、息も絶え絶えに、リリーに契約書へのサインを頼む。愛した人の最期の願いを叶えようと、契約書にサインをするリリー。


受け取ったオスカーは、急に起き上がって、オーエンやオリバーと喜び合う。しかし、リリーは、契約書にに偽のサインをしていた。オスカーが、芝居をしていることを見抜いていたのだ。


互いを罵倒し合う二人。しかし最後にオスカーが、リリーが契約書にサインした「ピーターラビット!」と叫ぶと、リリーもそれに答え、二人は抱き合いキスをする。


こうしてリリーはオスカーの元へ戻った。ラスト

シーンは二人の結婚式。


・カーテンコール

全員で2回。2回目の退場時オスカーが腕を差し出し、リリーがそこに腕を組んで退場。

増田さん以外は白の衣装、増田さんは黒のタキシードに白の手袋。ハウトゥーサクシードの時も思ったけど、もうミッキーマウス。スター感がすごい。