A Film About Coffee、99分,世界美味めぐり | ゆったり♪まったり♪

A Film About Coffee、99分,世界美味めぐり

食に関するドキュメンタリー2本まとめて


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A Film About Coffee


タイトルそのままコーヒーに関するドキュメンタリー作品

ここ最近勢いを見せているのが ”スペシャリティコーヒー” と呼ばれるコーヒー

生産地からカップまで全てにこだわった極上のコーヒーという感じかな?

とても綺麗な映像と心地よい音楽と しかし映画としてはどうにも面白味が欠けた気がして

66分という短い作品でしたが だいぶ寝てしまいました 

気づいたらエンドクレッジトが流れていて あれ、あれれれ???となったけど

なんだかスペシャリティコーヒーの宣伝材料みたいだったなー と後から思ったりもしたかな


私自身コーヒーは大好きというか 毎日何杯も飲んでたりするのですが

そこまでのこだわりはないですし 何よりコンビニの100円のコーヒーでも十分美味しいと思っているので

この作品に出てくるようなお店に行って 美味しいコーヒー飲みたい!という気持ちにはなれなくて

いわゆるオサレ系な場所とか物は 気後れしちゃうし、落ち着かないし

でもこの作品を見てると スペシャリティコーヒーこそが神髄で 

安いコーヒー飲んで美味しいなんて言ってるようじゃねー と言われてるような気もして

イマイチ居心地悪い気持ちになったのも確かです


この映画に出てくるような人から見たら コンビニコーヒーは邪道の中の邪道なのかもしれません

コーヒー豆が出来るまでの工程は非常に手間がかかり

そこに対して正当な対価が支払われるべき というのは最もだと思いますし

こだわりのコーヒーは確かに他とは全く異なる味わいなのかもしれません


でも どんなにまずくても場末の食堂にあるようなコーヒーだっていいと思う

水に色ついてるような物だなって言われる位にまずいコーヒーだって

それを飲む人の一日の終わりにその一杯があるだけで 

それは特別なコーヒーになったりもすると思うんですよね


コーヒーの歴史の様な物がさらっと出てきますが

大手チェーン店の増加によって珈琲の需要が拡大した 

そのもっと手前 なぜ紅茶ではなくコーヒーだけのお店がそこまで拡大したのか?

そこら辺の歴史には興味があるけど それは自分で調べろって事ですかね


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99分,世界美味めぐり


世界中の5つ星レストランを歩いて回る美食ブロガー達を追いかけたドキュメンタリー

こちらは凄く面白かったです ブロガー達の食に対する並々ならぬ情熱

見た事ないような物凄い料理達が次々登場しますが

美しい料理の数々は見ているだけでも本当に楽しかった

日本は美食ブロガーにとって天国の様な場所だと 紹介された時には

ちょっと鼻高々な気持ちになってしまいました


レストランにとってはブロガーの存在は今や欠かせない存在であると同時に

腹立たしい存在でもあるというのは ふむふむと思いながら

ただブロガー達は 確かにあれこれ書くのでしょうが

とにかく食に対する情熱が熱いので 見ていてとても好感度アップ

本当に食べるのが大好きなんだなーというブロガー達の姿は見ていて気持ちが良かったです


とある京都の懐石料理のお店の料理人の言葉が非常に心に残りました

”ブログでとやかく言われるのは時にナンセンスだけど  

そのブログを見ただけで お店にも来ないであーだ、こーだ言う人はもっとナンセンス”


映画にも同じ事が言えるなあと思ったのですが 確かにブログの情報は頼りになる物だし 

自分の判断材料の一つにするのは有効な手段としてありだと思いますが

一番大切のは自分がどう感じるか という事です 

凄く当たり前の事ですが SNSが普及する現代、それは時に難しい

映画だって みんなが もしくは有名な人が これは素晴らしい!これはつまらない!

と言ってたら 自分も同じように思わないとダメな気がしてしまう事だってあります

でもそれって凄くナンセンス


料理にしろ映画にしろ 一つの作品を絶賛する人、酷評する人 色々な人がいるのは当然なのに

”誰かの好き もしくは嫌い” を批判してわざわざわ意見する存在がいますよね 

ブログは確かに楽しい物ですが そういうのを目にするとほんと嫌だなあ と思います

この作品を見ながら そんな事もあれこれ思ったのでした


美食家の一人のおじさんがブログを書くという事は 

世界の美食家達に認められたいという気持ちがあるからだよ 

そうじゃなかったら一人で日記でも書いてればいい と言っていたのも 

自分に照らし合わせて 何だか凄くなるほどと思いながら見てしまったりして

私にとってはとても奥が深い作品でした


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