8/8、なじみのラーメン屋に。
夜な夜な出る熱に苦しめられていたのだけれど、
ある晩熱が上がらず、翌日比較的ラクだったので。


あっさり魚介系黒スープに中細縮れ麺。
女将さん手作りのチャーシューが
スープの中でほどけていく…
ああ、食べたい!   ただ、完食できるかどうか…。




混み合っていた店内。
一席、また一席、空いて行った。
二人きりになっても、女将さんは無言のまま…
しばらくぶりだから、放っておいてくれている?
ああ、さすが女将さんのラーメン✨
スープまで平らげた、今日もありがとう。


わたしが食べ終えたと知ると、女将さんは
「うちの犬が…」と話し出したが、
言葉が続かず、目から涙があふれていた。


えっ…!?  亡くなった??
だってまだ7歳って言ってたじゃない…
7/11に店に来たとき、元気ないって言ってたけど、
え…どうして??


体調が悪かったの。
どこか元気なくて…
ごはんも食べなくて…
動物病院、何軒も行ったのよ、
でも、どこも悪くないって言われて。
そのうち、
そのうち元気になると思っていた7/28の夜、
起き上がれなくなっちゃったから
診て欲しくて動物病院をいくつも回った。
ある病院は、人は中にいる、
でもいくらドアを叩いても、出てきてくれなかった。
郊外の動物病院がやっとドアを開けてくれて。
でも、「もう亡くなっています…。」って。
抱きしめたの、ごめんねって。
我慢してただろうと思って。


ワンちゃん、ちゃんと見てあげて。
最後は家で送ってあげて。
私みたいにしちゃダメよ…


女将さんのワンちゃんが、私を呼び寄せたのかも。
お母さんに会いに来て!
話を聞いて!
なんか、そんなふうに思えてならなかった。



それから3週間後、
うちのワンコも旅立って行った…
家族の姿が見える
あの子のお気に入りの場所から
わたしの腕に抱かれて…