ワンコの四肢麻痺が進んだため、
昨年10月、預け先をペットシッターさんから
動物病院の預かりに変更。



オムツのテープの止め方ひとつが、
体の微妙な位置どりひとつが、
思い通りじゃないって
わたしに当たった。

ケガしたわけでもないのに
どうしてカラダが動かないのか…
わからない分、
イライラは募ったはずだよね。

乳がんもあったから、
もしかしたら痛かったかも…
もしかしたら苦しかったかも…

こうしてワンコは
少しずつ、気難しくなって行った…。



今後ワンコを預けるか、預けないか…
考えるべき時が来ていた。

いいスタッフが揃った動物病院だったけど、
ニーズにちゃんと応えてくれたけど、
ワンコの気難しさに
わたしたちが向き合って行こう。
そう夫と決めて
ワンコを預けるのを、やめた。
預けなくてもいいように、
わたしたちの暮らしを変えた。


ワンコをひとりにするのは最低限に。
昼はわたしが仕事場から一時帰宅しケア、
夜は夫が寄り添った。

職場の理解を得て、昼休みに家に急ぐ毎日。
ワンコの飲食、オムツ替え。
晴れた日に、カートでちょっぴり外出もニコニコ照れ音譜音譜
昼ごはんはTKGでいいもん、笑。
ワンコの名前をつぶやくと
弛張熱でつらかった翌日でも
不思議とチカラが湧いた爆笑ドキドキ


ワンコがわたしたちに用があるとき、
わたしが「ちょっと!」と言う調子をまねて
「ワワワン!」って爆笑、笑。
そうすると、
だれかが「どした?」って、
ワンコのようす、見に行くからね。


ワンコは一通り、
どうしたらいいかを心得ていた。
何でもご存じ…そんな14歳。
気難しくなっちゃったけど、
大事な家族だった。


きっと、旅立つときも。
ステロイド服用を始めて、
回復し始めたわたしのようすを
ワンコはちゃんと、わかっていたと思う。

                「今なら、ママを頼れる…」
                       そう思ったでしょ?



ワンコの旅立ちを全部受け止めてから
今日で四十九日。

振り返ったり、前を向いたり。
泣いたり、笑ったり。