地元出身の作家が
日常の真横に佇む
恐怖を綴った
戦慄の福岡裏ガイド!



「福岡怪談/濱 幸成」

数多の歴史名所や心霊スポットを要する
九州最恐地帯・福岡県にひしめく
恐怖の数々を、
福岡市早良区出身の
怪談作家が綴ったご当地怪談集。

中央区にある某マンションのエレベーターで
出会う怪異「配達員」、
映画「犬鳴村」のモデルになった
最恐心霊スポットの
恐怖体験4連作「犬鳴峠」、
不動産屋も入室を拒んだ
危険すぎる霊障アパート
「姪浜駅近くの事故物件」、
隠し部屋に霊道・・・
ある家に纏わる戦律の因縁 
「廃屋からの誘い」 
水難事故が多発するみやこ町の 
とある淵に纏わる哀しくも恐ろしい真相 
「黒い石」など、
県内全域の本当にあった怖い話を徹底取材!


本屋で見かけたときに、
迷わず読まねば、と。

犬鳴峠はもちろん、
旧仲哀トンネルや室見川、
十三佛、姪浜駅などなど。
福岡市内在住のため、
身近で、知っている地名の連続で。

短編の怪談集で、読みやすい作品で。
内容もインパクト強烈で
怖がらせるというよりは、
静かに気味が悪い感じ。
個人的には、
「廃屋からの誘い」が。
生きてる人間が一番怖い的な
意味も含めて。

福岡に住んでますけど、
心霊スポットには疎くて。
なんて言ったって犬鳴峠が
群を抜いてますから、
それ以外はあんまりね。
でも、本作を読んでみて
有名・無名に関わらず
そういう場所は意外と近くにあるんだと。

知ったところで、
現地には赴きませんけどね。
あくまでも、
作品として楽しむだけ。
幽霊を信じているわけでは無いですけど、
冷やかしや遊びで
行く場所とも思ってないので。