老舗料亭旅館〈銀の鰊亭〉には

謎がいっぱい!?



「〈銀の鰊亭〉の御挨拶/小路 幸也」

港町を見下ろす高台にある
高級料亭旅館〈銀の鰊亭〉。

一年前の火事で当主とその妻は焼死。
二人を助けようと
燃え盛る炎の中に飛び込んだ娘の文は
怪我を負い、記憶を失った。
ところが、
その火事の現場には
身元不明の焼死体もあったーー。

あの火事は〈事故〉なのか
〈事件〉なのか?

文の甥・光は刑事の磯貝と
その真相を追うことになるのだが……

久し振りの小路幸也作品です✨
と言うか「花咲商店街」シリーズ以外では
初ですね😃
一応、ミステリーと言うか
謎解き要素はありますが、
主人公が調べてっていう感じではなく。

主人公の光は
高級料亭旅館でもあり
叔母の文の家でもある
〈銀の鰊亭〉に下宿しており、
そこに訪れる馴染みの客の
嘘や隠し事から
真相に迫る感じですね。
なぜ、
嘘や隠し事に気が付くかと言えば
そこは叔母の文さんが“分かる”と😏
“匂い”で。

先述の通り謎解きの要素はあるものの
サスペンス的と言うか
ドキドキハラハラみたいな展開は
ほぼ無く。
私は主人公たちと同じペースで
真相に迫り、
同じ様なタイミングで
“もしや!?”となり。
登場人物も限られてますから
犯人の目星は
付けやすいかもしれませんね。

ただ、最後まで読み終えても
スッキリ✨とまではいかず。
それはなぜかと言われれば
そこは、読んでみてくださいとしか。

面白くないわけでは無かったけど、
ハマりもせず
みたいな所に収まりそうです。
個人的には
「花咲商店街」シリーズの
新作を待ちたいかと🙇