JR西日本が2022年度の線区別経営状況を公表しました。
○芸備線 営業係数 輸送密度(前年比)
備中神代~東城 3,181 89人(+9)
東城~備後落合 15,516 20人(+7)
備後落合~備後庄原 3,777 75人(+9)
備後庄原~三次 958 327人(+15)
三次~下深川 888 988人(+73)
芸備線東城~備後落合はJRでいちばん輸送密度が低く、赤字ローカル線の代表で有名になりました。
乗客数が目に見えて増えていますが、一日3往復、かつ早朝や夜の便に乗るのは極めて困難です。
午後の一往復に乗客が集中、18きっぷシーズンなどは混雑します。
芸備線備後落合~備後庄原間は、地元の利用は高校生の通学が中心のように見えます。
廃線の動きが具体化して、中高年の乗り鉄は増えていますが、木次線も東城・新見方面も接続が悪いのがネックです。
備後落合で折り返す乗客も目につきます。
○木次線 営業係数 輸送密度(前年比)
宍道~出雲横田 1,538 237人(+17)
出雲横田~備後落合 5,695 54人(+19)
奥出雲おろちは、島根側の熱心な集客で盛況でしたが、今年限りで廃止となるのが残念です。
出雲横田~備後落合間は観光列車がなくなり、乗客減は避けられないと思われます。
○福塩線 営業係数 輸送密度(前年比)
府中~塩町 2,516 160人(+16)
福塩線は高校生の通学利用が主体で、乗り鉄らしき人もあまり見かけません。
それでも前年比で輸送密度が増えているのは、地元の努力なのでしょうか。