一昨日からミンミン蝉が鳴いている。ミンミン蝉から蜩までを夏と思っている。

梅雨はまだ明けない。今日の最高気温は32℃最低気温25℃、ずっとエアコンはつけている。

 

天ざるを食べる。お蕎麦は若い時は食べてもすぐお腹が空くので食事に入れてなかった。薄味のうどんしか知らなかったので上京して立ち食い蕎麦の色を見て仰天したのも昔。今は日本蕎麦の濃い味が好きになった。お蕎麦を茹でるのは愉しみ。かえしのレシピも確認した。スーパーで売っている二八蕎麦で十分美味しい。天ぷらも揚げた。

 

 都知事選、選挙権はないが石丸伸二、安野貴博両候補、すごく勉強しているなと思った。子どもの時からずっと勉強を継続しているとああなるのか。持って生まれた才能なのか。石丸さんはよく露出されているのでよく叩かれている。

少子化の解決について、7月14日放送「そこまで言って委員会」で出演者に1対0で集中砲火を浴びていたが、真面目に答えていたという印象を持った。石丸さんは少子化対策について極論だが、一夫多妻制か遺伝子的に子供を生み出す方法を提起された。それについて出演者からの反応は否定的だった。

人の具体案を聞くだけなら、聞いて批判するだけなら誰でもできる。自分で言ってみろ。あれは不公平で司会者は別機会で他の委員会メンバーの私見を尋ねる場を提供するといい。

そもそも先進国の少子化問題に解決策はあるのだろうか。成人男子の精子の数が減っている。望んでも子どものできない、又、不妊治療を試みてもかなわない夫婦もいる。一方で経済的事情で、子どもを育てる環境、十分な教育を提供できないから子どもを持たないという考えの若い人達がいる。その経済的背景にどの位信用に値するデーターがあるのだろうか。子供を育てることができないほどなのだろうか。子どもを持つよりも自分の人生をより充実させたいと子どもを持たない人生を選択する人たちもいる。多様化している。

日本の国会で一夫多妻制度が通過するとは思えない。日本の世論は一夫一婦制が正義で婚姻中の不倫についても厳しい。不倫はマスコミの袋叩きの餌食になっている。私はフランス風に婚姻外で子供を産む事が公認されているのは個人的に賛成の立場だ。しかし日本でのハードルは高い。10年後、20年後日本社会も変化するかもしれないが。フランスのミッテラン大統領が愛人の存在について記者に尋ねられた時、"Et alors?"「それがどうした?」と答えたのは有名な話。余談だが、カトリーヌ.ドヌーヴが是枝裕和監督作品に出演した時のインタビューでもインタビュアーの質問に"Et alors?"としきりに問い返していたことを思い出す。「それで?」と相手の意図を聞く。他人に安易に迎合することなく丁寧に対話する姿勢をカッコ良く感じた。

フランスでは生まれる子供の半数以上が婚外子。事実婚が多いフランスの婚姻制度と子育て支援、そして出生率について調べてみた。

50代〜70代の離婚率が60%と結婚神話も崩壊している。

①PACSパックスという契約制度

パックスは結婚が認められていなかった同性愛カップル向けの制度として1999年に実施された。契約・解消は結婚・離婚よりも手続きが簡単で社会保障、優遇措置、相続の控除など結婚同様の権利が認められ社会的にも認知されるため男女のカップルにも普及している。

既婚者、シングルマザー、パックス契約者を問わず出産、保育手当、住居手当、ベビーシッター費用の免税、教育費の無償化等が保証されている。

時々、未婚の女性がトイレで出産し生まれた赤ちゃんを公園に捨てるというニュースに触れる度に、未婚既婚を問わないで出産を受け入れる世間の眼と社会保障があれば、防げると残念に思う。せっかく授かった命は育って欲しい。

②フランスの出生率

 2021年、フランスの女性一人あたりの出生率1.83人(アメリカ1.66人、ドイツ1.58人)

しかし、2023年は1.68人と減少している。推移を見守りたい。l

 

③先進国の人口減少は政治的に政策で解決できる課題なのだろうか。

そもそも論として疑問を抱く。50年というと政策的に長いスパンだが、50年100年という短いスパンで解決策を提起できる問題だろうか。人類は200万年前にアフリカでアウストラロピテクス属から分化しホモサピエンスは40万年〜25万年前に現れたとされている。人類史の中で第二次世界大戦後の70年は一瞬の出来事とも見える。戦後はベビーブームが到来した。日本で少子化が警鐘されるようになったのは50年前。多くの識者、学者が政府の無策を批判してきた。 

韓国の少子化は数字が日本より深刻だ。政策でどうこう態勢が変わるようなことなのだろうか。

私には問題提起ができない。是非、そこまで言って委員会の方々の知見から学びたい。