昨年(2015年)5月に肺がんの手術をした。
術前と術直後で嗜好の変化があった。
毎日5杯は飲んでいたであろうコーヒーが、
退院後、一切飲みたいと思わなくなったのだ。
試しに一口飲んでみるが、
思わず顔をしかめてしまうくらい
カラダが拒否?していた。
何故だろう。
コーヒーの香りは嫌ではなかったが、
飲みたいという気が全く起らず。
4~5ヶ月経ってようやく香りに誘われ
飲みたいかなぁ~なんて思うことがチラホラ。
今は1日1杯飲むかどうかって程度。
タバコについては、嗜好品か否か
議論が分かれるところだろうが、その話は置いといて。
(どこに!?)
タバコを辞めたのは、手術の6週間前。
その後、タバコを吸いたいという衝動に駆られることは不思議と無かった。
今に至るまで1本も吸っていない。
術後、タバコの煙が異常に煙いと感じる。
いや、感じる、なんて生ぬるいものではなく息苦しい。
く、くるしぃいいい~~~!!ってくらい苦しい。
その煙たい空気を吸い込むくらいなら
息を止めたほうがマシってくらい苦しいのだ。
わずかに漂ってくるだけで、もうダメ。
衣服に染み付いたタバコ臭にも息苦しさを感じる。
その上、その匂いが強烈な酸化臭を発してることがたまにある。
聖子ちゃんの『赤いスイート○ー♪』のように。
~タバコの匂いのシャ~~~ツにぃそっと~寄り・添えましぇーーーーーーーーん!!
宇多田ヒカ○の『Fiast Love♪』のように。
~最後のキスはタバコの flavor がした・ら最悪な記憶しか残らんわーーーーーーーい!!
……ふぅ。
タバコが美化されてた時代があったのは事実。
喫煙者が大きな顔をしていた。
職員室の机の上の灰皿を掃除させられるのが
キライだったあの頃。
そんな時代もあったっけ。
タバコを吸わない人は、喫煙者のタバコ臭に敏感だというが
その比ではない。とにかく息が苦しくてたまらない。
さんざん自分で吸ってきたのにね。
しかも、コーヒーとタバコの相性って最高だよね~、
とさえ思っていたんだから救いようがない。
この組み合わせ。最低最悪の口臭を生むらしい。
とにかく、術後、煙の類は全てダメ。
蚊取り線香、仏壇のお線香、花火……etc
それと、衣服に染み付いた食用油?の匂いも
窒息寸前かってくらい息苦しくなる。
夫が居酒屋で飲んでくると
必ずカラアゲのような独特の匂いを全身にまとっており、
呼吸困難になりそう
粉石けん、入浴剤もダメ。
粒子が飛散するのか、ふたを開けたり封を切る際、
必ず息苦しくなる。
右肺の上中葉を切除し、残った肺だけで頑張っているが、
フィルター機能が追い付かないのだろうか……
我が家でタバコを吸っていたのは私だけだった。
夫は禁煙成功して数年が経過。
我が子はすでに成人しているが非喫煙者。
肺がんに罹患したとたん手のひらを返したように
嫌煙運動をしようってわけではないが、
好奇心や周囲の雰囲気に流され吸った最初の1本から
ニコチン中毒の罠にはまり抜け出せなくなることのないように、
と切に思う。
コメントで自業自得と石投げられるのは私だけで十分。
日本では、ハタチになれば喫煙は法的に認められている。が、
ハタチになってもタバコは吸わない
そんな風潮が今後、若者の間に広まることを願う。
だいじょうぶ
ひとりで悩まないで
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アナタの禁煙成功、祈ってます
悲しい思いをする人が一人でも減りますように・・
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