鼻の効くやつ
やたら鼻の効くやつ........。
『ぼく』
『ちゃうちゃう』
早朝
『いったいこんな時間に誰?』
玄関のチャイムがなりました。
思わず
悲鳴をあげそうになったほど
ぬぼーっ
と立っていてのは
我従兄弟。
3ヶ月のアジア~中東放浪から昨夜帰国し
夜行バスで仙台まで帰ってきたところらしい。
なにせ3ヶ月も自宅を空けていたわけで
自分の部屋は蒸し風呂状態だし
食べるものも無いわけで......
『た・頼む。何か食うものを.....』
漫画じゃあるまいし(笑)
抜け目のないお奴のことです
朝食時間ちゃーんと計算済みなんですわ。
今朝は一番畑で採った
『さやえんどう』と『大根』で
豆ご飯にだいこんのお味噌汁。
切干の炊いたのを用意してたのですが
『オレさまの好物を準備していてくれるなんて....』
奇妙な声を出しちゃって。
と,どこまで調子のいい奴だ
『で。お土産は?』
『うーん。なにせ貧乏旅行だからねぇ....まぁそのうちゆっくりと』
おい!ただ食いかよ
『お!これ丁度いいじゃん。なにせ(冷蔵庫)空っぽだからねぇ』
『どもども。帰って寝るわ』
これまた朝採ってきたばかりの
きゅうりとなすを片手に
ふらふら帰って行きました。
なんとも抜け目のない。
ふん。
食べた分土産もって来ーい